日産自動車は26日、軽乗用車「モコ」の全グレードにアイドリングストップシステムを設定するなどの一部仕様向上を実施して発売した。価格は116万250円~143万100円。

「モコ X / X FOUR」

今回の一部仕様向上では、停止前車速13km/h以下から作動するアイドリングストップシステムを全グレードに設定。蓄冷材内蔵の空調ユニットも採用され、アイドリングストップ中のエアコン送風モードの冷気の持ちを長くし、エンジンの停止時間を延長させている。

また、全グレードに高効率リチウムイオンバッテリーと、高効率・高出力のオルタネーター(発電機)を搭載し、回生エネルギーの蓄電容量を増加させることで、発電に使用するガソリン消費量を抑えて燃費向上を実現した。これらの燃費向上技術によって30.0km/Lの低燃費を達成し、エコカー減税では全グレードの自動車取得税と自動車重量税が免税となる。

そのほか、「X」グレードは本革巻ステアリング、6スピーカー、フロントスタビライザー、14インチアルミホイールを採用して仕様を向上。「S」グレードには新造形の13インチアルミホイールを採用している。

あわせて同社関連会社のオーテックジャパンも、モコの特別仕様車「モコ エアロスタイル」にベース車と同様の仕様向上を行って発売している。価格は129万6,750円~156万6,600円。

「モコ エアロスタイル」