ルノー・ジャポンは9月24日、新たなデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」の下、デザインされた初めての市販車、新型「ルーテシア」を発売する。これを記念した限定車「ルーテシア クール フレンチ リミテッド」も同日に発売される。

新型「ルーテシア」

25日には都内で記者発表会も行われた

ルノーは2009年から新しいデザイン戦略を進め、ブランドの原点に立ち返った新しいデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」を構築した。新型「ルーテシア」はこれにもとづいてデザインされた最初の市販車であり、今後のルノーの方向性を示す重要なモデルとなる。

そのエクステリアは、「欲望を刺激する官能的なひとつの造形として着想」されているという。その言葉通り、躍動感に満ちたダイナミックなボディラインは非常に印象的だ。ヘッドライトまで続くブリリアントブラックのグリルと、これまでよりも角度を立てて取り付けられた大きなルノーロゴで形作られるフロントマスクは、新しいルノーのアイデンティティにもなりうる。新型「ルーテシア」は5ドアモデルのみの設定で、リアドアはハンドルを隠し、3ドアのように見せるデザイン処理が施されている。

エンジンはダウンサイジングされた1.2リットル直噴ターボで、120PSの最高出力を発揮する。さらに、可動容量式電動オイルポンプ、低フリクションタイミングチェーン、グラファイトピストンスカートなどの省燃費技術も盛り込んだ。トランスミッションは新開発のデュアルクラッチタイプとなる。

「ルーテシア クール フレンチ リミテッド」

新型「ルーテシア」は、デザインにこだわりを持った1台になっているという

ラインアップは3グレードの展開で、価格は、「アクティフ」が199万8,000円、「ゼン」が215万円、「インテンス」が238万円。新型「ルーテシア」の発売を記念した限定車「ルーテシア クール フレンチ リミテッド」も同時に発売され、こちらは「インテンス」にフロント / リアフォグランプ、電動格納式ドアミラー、バックソナーなどの装備を追加しながら価格は据置きの238万円。30台限定で販売される。