近畿日本鉄道はこのほど、現在は特急列車で運用されている12200系車両(2両1編成)に、初代「あおぞら号」(20100系)の復刻塗装を施すと発表した。団体専用列車「あおぞらII」の補充として投入し、車両系統は15200系に改められる。
初代「あおぞら号」は、現行の「あおぞらII」がその役目を引き継ぐ1989年まで活躍した近鉄の団体専用列車。肌色とマルーンレッドのツートンカラーの塗装が特徴だった。
これを記念し、7月7日には「あおぞら号」復刻塗装車両と「あおぞらII」の撮影会ツアーを実施する。大阪上本町駅または近鉄名古屋駅発着の日帰りツアーで、撮影会は青山町車庫で行う。撮影会に参加する車両は、15200系「あおぞら号」復刻塗装車両(2両)のほか、「あおぞらII」に使用される18400系(2両)、15200系(4両・6両)の計4編成。撮影会は撮影のみで、車内への立入りは行わない。参加者には、缶バッジとトレーディングカードが記念品としてプレゼントされる。
参加費(旅行代金)は大阪上本町駅発が大人5,000円・小児3,500円(近鉄往復運賃、昼食弁当代、イベント費用、諸税など含む)、近鉄名古屋駅発は大人4,000円・小児3,000円(近鉄往復運賃、イベント費用、諸税など含む)。大阪発のコースでは、普段入れない宮津車庫・西大寺車庫にも乗り入れ、車窓から車庫風景を楽しめる。ツアー申込み受付は6月30日まで(定員になり次第終了)。募集定員は、大阪上本町駅発・近鉄名古屋駅発ともに300名。近鉄の主要駅営業所にて受け付ける。