旅行口コミサイトのトリップアドバイザーはこのほど、過去1年間の口コミでの評価をもとに「行ってよかった工場見学&社会科見学 2013」を発表した。
20施設中18施設が飲料・食品関係
同ランキングは、日本国内の観光施設の中から、製品の生産過程を誰でも見学できる工場や、製品誕生の背景や生産技術などを展示した企業博物館を抽出。日本語での口コミの評価を元に順位付けしたもの。
上位20施設のうち、18施設が飲料・食品関係の工場・博物館で、12施設がアルコール関係の施設となった。身近な商品の製造過程を見学するだけではなく、無料の試食や試飲があることが人気の秘密と同社は分析している。地域別では、北海道から5施設、山梨県から3施設、沖縄県、大阪府、神奈川県から各2施設が選ばれた。
カップラーメンを自作
1位は大阪府にある日清食品「インスタントラーメン発明記念館」。同館は2012年のランキングでも1位に選ばれている。具やスープを選んでオリジナルカップヌードルを作れる「マイカップヌードルファクトリー」や小麦粉から自作する「マイチキンラーメンファクトリー」などの体験プログラムが人気とのこと。
2位は沖縄本島と橋でつながった宮城島にある製塩工場「ぬちうなー」。製塩方法の見学やレストランのほかに、敷地内にある絶景ポイント「果報(かふう)」が人気という。
5位にランクインしたのは、神戸のメリケンパークにある川崎重工業の企業博物館「カワサキワールド」。巨大な船舶、新幹線、ヘリコプターなどの様々な乗り物が展示されている。懐かしの名車が展示され、触ったり乗ったりできるモーターサイクルギャラリーは、子供だけでなく大人にも人気とのこと。
そのほかアルコール関係では、大阪府の「サントリー山崎蒸留所」や福岡県の「アサヒビール博多工場」がランクイン。菓子では静岡県の「うなぎパイファクトリー」や、北海道の「白い恋人パーク」がランクインしている。
ランキングの詳細は専用のWebサイトで確認できる。