近鉄百貨店はこのほど、大阪府・阿倍野の「あべのハルカス」の中核施設として、「あべのハルカス近鉄本店」を6月13日に先行オープンすると発表した。
日本最高300メートルの新ランドマーク
このたびオープンとなるのは、同ビルの低層部分に位置する「タワー館」。全館のグランドオープンは、同ビルの開業に合わせて、2014年春となる。
同館の構成は、地下2階から地上14階まで16フロア。3階は21のブランドが集まるファッションフロア「トレンドコート」を導入。6階と7階は「近鉄メンズ」と題し、「男が憧れる」ライフスタイル空間を提案するという。また、12階から14階は44店舗、2,800席を備えるレストラン街「あべのハルカスダイニング」となり、地下階の関西最大級とされる9,000平方メートルの食料品売場「あべのフード・シティ」とともに"食の都・大阪"を盛り上げるとのこと。
目標は「日本一滞在時間の長い百貨店」
同館は、2014年春に開業する「同店ウイング館」と合わせて国内最大面積となる計10万平方メートルの売り場を形成する。キーワードは「暮らしのランドマーク」。「ウェルカムガレリア」「森の広場」「実りの広場」をはじめとする4つの大広場が両館をつなぐ空間に取り入れられるなど、全館8か所にイベントスペースを用意し、滞在型機能の充実を図ることで「日本一滞在時間の長い百貨店」を目指すとしている。
同店の所在地は、大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43となる。