ビー・エム・ダブリューは、伝統的なロングノーズのスタイリングとハードトップによる快適性を特徴とするロードスターモデル「Z4」をモデルチェンジして発売した。スタイリングを現代的にリファインしたほか、標準装備の内容が充実し、コストパフォーマンスも向上した。

「BMW Z4」

新しい「Z4」は、スタイリングのリファインと装備の充実がモデルチェンジの中心。エクステリアでは、ヘッドライトがLEDスモールライトリングを内蔵した新デザインとなった。LEDターンインジケータを内蔵したクロームのサイドフィニッシャーも新たに採用。インテリアにおいては、コントロールディスプレイの周囲やエアコンのアウトレットのフレームにハイグロスブラック仕上げを採用。高級感を演出している。

装備では、中核モデルである「Z4 sDrive20i」に快適性を高めるウインド・ディフレクターやオートエアコン、ハンズフリーテレフォンなどを新たに標準装備。こうした装備の充実を図りながら、車両本体価格は据え置きとしている。この「Z4 sDrive20i」にカンザスレザーインテリアなどを標準装備とした「ハイライン」を、「Z4 sDrive20i」と「Z4 sDrive35i」にはダイナミックな走りを強調した「M Sport」を追加設定した。

オプションとして、オレンジの専用ボディカラーとアルカンタラやレザーを使用したブラックの内装を組み合わせた「デザイン・ピュア・トラクション」が設定された。価格は、中核モデルの「Z4 sDrive20i」が499万円、最上級モデルの「Z4 sDrive35is」が819万円など。