富士重工業は、3月29日にニューヨーク国際自動車ショーでワールドプレミアした、スバル初のハイブリッドシステム搭載車(日本仕様プロトタイプ)を、4月18日開催の技術発表会で日本初公開したと発表した。

ハイブリッドシステム搭載イメージ

同車は、スバル独自のシンメトリカルAWDのレイアウトを活かしたまま、モーターや高電圧バッテリーなどが配置され、ベースとなるガソリン車と同等の低い重心高・優れた重量配分をハイブリッドでも実現。

エンジンは、2.0L水平対向4気筒DOHCエンジンの徹底的なフリクション低減等に取り組み、ハイブリッド車専用エンジンをとして開発。トランスミッションは、リニアトロニック(CVT)をベースに、プライマリープーリーの後方にハイブリッド用の駆動モーターを配置する専用トランスミッションを採用している。

また、低速領域ではエンジンを切り離してEV走行、中速領域ではモーターアシスト走行を可能にし、JC08モード燃費値で20.0km/Lという燃費向上を果たしながらも、加速感のある走りを実現したとのこと。同ハイブリッドシステム搭載車は、日本国内では初夏の発売を予定している。