いわさきちひろの作品を展示する絵本の専門美術館「ちひろ美術館・東京」(東京都練馬区)は、"花"をテーマにした「ちひろの庭」展を開催している。展示は5月19日(日)まで。場所は同美術館の展示室1、3。
同館の中庭「ちひろの庭」では、バラ棚をはじめ、いわさきちひろが実際に植えていた草花や、作品の中に描かれている植物を植栽している。
同展では、いわさきちひろの描いた花の代表作や、『花の童話集』の絵本原画を展示するほか、昭和中期の写真や資料から当時の「ちひろの庭」を紹介。小学生を対象とした「セルフガイド」の配布、作品を少し低い位置に展示するなど、子供と一緒に楽しめる工夫がされているという。
関連イベントとして、ちひろが愛した草花などのエピソードを紹介する「ガーデントーク ちひろの庭の花めぐり」を3月30日(土)、4月13日(土)、4月27日(土)、5月11日(土)の、各日14時~14時30分に実施。また、「ギャラリートーク」を4月6日(土)、4月20日(土)、5月4日(土)、5月18日(土)の、各日14時から開催する。両イベントとも参加自由・参加費無料(入館料のみ)。
そのほか、水彩のにじみ技法でオリジナルのポストカードを作る「ちひろの水彩技法ワークショップ」を、4月7日(日)の11時~15時に開催(先着70名、参加費300円・入館料が必要)。4月14日(日)の10時30分~12時には、美術館の庭と周辺の町を撮り歩きオリジナルのポストカードを作成する「ちひろの庭 フォト・ワークショップ」を予定している(参加費は1,200円・入館料、保険料込み)。
なお、会期中、花柄の服を着用して来館すると、次会期に使える招待券(東京館のみ、会期限定)がプレゼントされるとのこと。