自動車販売、自動車輸入などを手がけるユニオートは、原付1種の低価格オートバイ「みんなのバイクVS50」を発売した。香港から製品を調達することで低価格を実現し、コンセプトは「若年層への50ccギア付バイクの普及と、普通免許保持者の再入門用のモデル」。

「みんなのバイクVS50」

現在、日本ではスクーターの普及や排気ガス、騒音規制などの影響により、50ccのギア付きバイクはほとんど販売されていない。このような状況の中で、学生など若年層でも気軽に購入でき、本格的なギア付きオートバイへの入口となるモデルとして発売されたのが、「みんなのバイク VS50」だ。ユニオートではすでに「みんなのバイク VS125」を発売して好評を博しており、その第2弾となる。

同車は全長2,075mmと大柄なボディで、車重は112kg。ガソリンタンク容量は12リットルと大容量になっている。エンジンは信頼性の高い空冷4サイクル単気筒の50ccで、最高出力は3.5PS。ミッションは4速リターンを採用する。始動はセル、キック併用。

香港から製品を調達することにより低価格を実現しているが、日本製部品による多数の改修・改善を実施することで、信頼性も向上させている。また、タコメーター、ギアポジション付きメーター、燃料計、センター&サイドスタンドなど、装備も充実している。価格は17万8,500円で、登録から1年、もしくは走行1万km以内に車両に不都合が生じた場合、部品が無償で提供されるとのこと。