企画のテーマは、「コラボレーション」だ。

ショッピングセンター事業などを行うパルコは、3月15日から4月1日、パルコミュージアム(渋谷パルコ・パート1・3F)にて、渋谷パルコ40周年記念エキシビション「シブパル展。」を開催する。入場料は、一般500円、学生400円、小学生以下無料。

同展覧会の企画テーマは、「コラボレーション」。約80坪の会場をいくつかのゾーンにわけ、パルコや渋谷パルコに縁(ゆかり)のある、広告、写真、アート、イラスト、デザイン、デジタルなど、さまざまなジャンルで活躍するクリエイターたちによる異色のコラボレーション作品を展示する。

第一弾発表によると、ゾーン1は1980年代に数々のパルコの広告表現に携わってきた井上嗣也と、2000年代以降のパルコの広告表現で注目を集める箭内道彦という広告界の巨頭のコラボレーションが実現するとのこと。

ゾーン2では、エアブラシという手法を用い、パルコ創世記の広告ポスターアートワークで人気を博した山口はるみの代表作を、渋谷パルコ内「ラップル」のアートディレクションなどを手掛ける気鋭のアートディレクター植原亮輔が独自の表現方法で再構築する。

ゾーン3は、パルコ出資映画「さくらん」「ヘルタースケルター」で監督を務めた蜷川実花と、話題のウルトラテクノロジスト集団チームラボによるプロダクト「teamLabCamera(チームラボカメラ)」がコラボレーション。

ゾーン4では、西武劇場(現パルコ劇場)での映像作品上映やパルコ出版発行の伝説のサブカル雑誌「ビックリハウス」での執筆などで関わりのあった田名網敬一と、パルコギャラリーでの個展やパルコの広告表現なども手掛けた伊藤桂司とのコラボレーションが実現。これまで世に出たことのない、約40年前に田名網敬一が手掛けたコラージュ作品を、今回の企画のために新たなコラージュを積み重ね発表する。

なお、オープニングレセプションは3月14日19時から行われる予定。