ゼネラルモーターズ・ジャパンはこのほど、米国・デトロイトモーターショーにて、シボレーのフラッグシップ・スポーツカー「コルベット」の第7世代モデルがデビューしたと発表した。アルミシャシーをはじめカーボンファイバーやマグネシウムを多用した軽量なボディに、450PSのV8エンジンを搭載する。

新型「シボレー コルベット」

ベールを脱いだ新型「コルベット」は、現行モデルよりはるかにダイナミックなボディデザインを採用。スーパーカーらしい3次曲面を多用した造形で、人気の高い3代目コルベットのイメージを感じさせるものとなっている。同時に、このボディはレース技術のフィードバックにより、空気抵抗とダウンフォースを高度にバランスさせている。

新型「コルベット」は、現行モデルから受け継ぐパーツがたったの2つしかないという完全な新設計で、エクステリアだけでなくインテリア、パワートレーンも完全に刷新されている。エンジンは6.2リットルのV8で、直噴システム、アクティブフューエルマネージメント、連続可変バルブタイミングなどにより、ハイパワーと省燃費を両立。最高出力は450PSで、0-60mph加速は4秒以下となっている。同社によれば、「スタンダードモデルとしてはもっとも高性能なコルベット」だという。

シャシーはアルミ製で、1億3,100万ドルを投じてリニューアルした工場で初めて内製される。外装パネルもエンジンフードがカーボンファイバー製、フェンダーが複合材製など、軽量素材がふんだんに使われている。

この新型「コルベット」は、米国では2013年の第3四半期に発売される予定。日本では導入が予定されているものの、その時期や価格などは未定となっている。