熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!
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●「小栗旬&山田優の極秘挙式を潜入取材」【とくダネ】
小出恵介、山田孝行、山田親太郎など、若手俳優たちが続々と空港に現れる。行き先を聞かれても口をつぐんでいるが、明らかに2人の結婚式だ。場所はハワイのラナイ島。同番組は結婚式が行われるホテルにリポーターを極秘宿泊させ、独占スクープを狙っていた。
しかし、ホテル側の厳重なガードで結婚式どころか、出席者に話を聞くことすらできない始末。「何度も何度も頑張ったんです……」と力なく言い訳するリポーターの姿が悲しい。けっきょく撮れたのは、パーティー終了後の誰もいない会場だけ。しかも早朝、勝手に忍び込んで撮ったため照明をつけることすらできず、薄暗い映像だった。笠井アナは「ウチだけのスクープだったのに惜しかった」と残念がっていたが、映像のないニュースをトップに持ってきたことと、承諾なしの撮影は問題ないの?
●「小林幸子、紅白歌合戦の裏で大暴走!!」【ミヤネ】
落選した紅白の裏で、ニコニコ生放送の『大晦日カウントダウンイベント』へ映像出演していた小林幸子。衣裳こそ普通だったが、いきなり分身したり、手からビームを出したり、カウントダウン時に顔面ドアップになったり、やりたい放題だった。
巨大衣裳を引き継いだ水森かおりの映像を見て、「こういう感じ(の衣裳)だと大きすぎて顔が見えなくなっちゃうのよね」とコメントしていたが、どこか吹っ切れた印象。コスパの高いネット演出に目覚めたのなら今後が楽しみだ。
●「中島知子の復帰はいつ!? 苫米地氏が生出演で語る」【ミヤネ】
中島の脱マインドコントロールを担当した苫米地英人氏がスタジオに登場。「月1回30分、『将来どうなりたいか』のゴールを聞く、価値基準の順位を変える」というコーチング内容を明かしつつ、「明日カメラを向けられても大丈夫。彼女はテレビに復帰したがっていたし、11月にはそう判断しました」と今後の見通しを語った。
復帰の内容について宮根誠司が「番組ではなくバーンと記者会見を開いて、それ以降は一切聞かないというやり方もできますよね」と話すと、「その方がいいかも」とデーブ・スペクターが同調。騒動の釈明がしやすい上に、編集ができ、気心の知れた中居正広が司会を務める『金スマ』が有力か。
●「年始の熱愛&結婚ニュースを総ざらい」【スッキリ】
昨年末に訃報が続いた反動か、めでたい話題の多かった年明けの芸能界。
北島康介と千紗の超遠距結婚、松浦亜弥と橘慶太の熱愛同棲、優木まおみとカリスマ美容師のレバ刺し最終日プロポーズ、「恋多き女」荻野目慶子の初婚、三倉佳奈と一般男性の7年越し婚を紹介したが、最も盛り上がったのは田中裕二と山口もえのバツイチカップル。
テリー伊藤は「ないない!」、加藤浩次も「あったらいいけどネコジジイだから」と笑い飛ばしていたが、山口は報道後のテレビ出演で「デートの回数は片手内。人生何があるかわからない」と含みのあるコメント。デリケートな時期なのかもしれない。
●「2013年の芸能スクープ大予報」【ミヤネ】
昨年、上戸彩とHIRO、黒木メイサと赤西仁の結婚など、スクープを連発したスポニチの阿部デスクが予想。その口ぶりは自信満々だ。
- 予報1「女優Uと俳優Kのバツイチ同士が結婚」、これは内田有紀&柏原崇か。
- 予報2「恋多き三十路女優Fと年下イケメン俳優Iが結婚」、宮根の「空港のドラマをやっていたあの人」というコメントから深田恭子&五十嵐麻朝か。
- 予報3「昨年結婚した永遠のアイドルMが早くも離婚」、宮根の「実態のわからない夫婦ですよね」というコメントから松田聖子か。
- 予報4「超大物カップル熱愛」、スポーツ選手と芸能人らしいが「諸事情があって絶対に書けない。結婚は近いかも」と頑なに口をつぐむデスク。誰もが知ってる超大物なら、サッカーか野球か……。
●「『おかえり』水嶋ヒロ、3年ぶりに俳優復帰へ!」【ミヤネ】
絢香の楽曲『おかえり』に合わせて、水嶋の芸能活動をまとめたVTRが流れる。年内公開の映画『黒執事』での復帰が決まった水嶋。クランクインを前に「長く離れていたので不安」とホンネを明かしつつ、「興味の湧いたものから順に挑戦したい」とスタンスは変わっていないようだ。“貴族に仕える悪魔の黒執事”というキャラの濃い役だけにハマるかも。
しかし、「スポンサーに迷惑をかけたから、そのみそぎが済んだかなという感じ」「2冊目の小説を書いて出版社に持っていったがなかなかOKが出ない。今の水嶋ヒロでは厳しいということ」と井上公造は手厳しい。あわてて宮根が「俳優も作家も両方やればいい。みんな喜ぶから」とフォローしていた。
●「大林素子、破局原因は身長コンプレックス」【知り】
淡路島のホテルに勤める14歳年下男性との破局を明かした大林。「見合いのように紹介された」「報道のあとも遊びに行った」「背のコンプレックスもあって積極的になれなかった」と恋のてん末をセキララに語った。
ただ、これを許さないのが辛口ライターの吉田潮。「そもそも熱愛がはじまっていたのか。もっとちがうところを直さなきゃいけなかったんじゃないか」と毒を吐きまくる。もちろん、田村淳は苦笑いでノーコメントだった。
●「世界最強ロックバンド・MUSE生ライブ、鉄拳も登場」【スッキリ】
アルバム売上1500万枚、世界23カ国で1位を獲得、さらにロンドン五輪の公式テーマソングを歌うなど、QUEENのメンバー2人から「世界最高のライブバンド」と絶賛されているMUSE。鉄拳のパラパラマンガ『振り子』のBGMでも話題となった彼らが日本のテレビ番組初出演を果たし、生ライブを披露した。
さらに鉄拳が登場するとスタジオは和やかなムードに。MUSEは「(鉄拳のコスチュームはどう? と聞かれ)驚きました。最高です!」「僕らの曲と画風が合っている。ライブで使いたい」と絶賛。すかさず加藤浩次が「お前、早くメイクを消してきて挨拶しろよ!」とツッコミを入れる。どうせなら、『こんなMUSEは嫌だ』もやってほしかった。
●「怒髪天、結成30年で最遅の武道館決定!」【スッキリ】
天の声(山里亮太)が「平均年齢45歳のやんちゃなおっさんバンド」紹介する怒髪天。“デビュー最遅”の日本武道館公演が決まったという。「若いバンドも30年続けていれば、ヒット曲がなくても、ごほうびかお情けかわからないけど1回くらいはある」と増子直純。
さらに、「あるFM局で曲をかけたら、思いもよらぬハプニングが起きた。それは何?」というクイズを出題。答えは「おしゃれなカフェがかけるような局だったから、何件もクレームが来た。僕らの曲をかけたら『カフェオレが味噌汁みたいに感じちゃう』みたいな」「コンビニの店内放送でも『声が割れてる』と断られたことがある」と笑い飛ばすメンバーたち。演奏はもちろん、キャラもコメントもテレビ映えするだけに、さらなるブレイクの予感。
●「松竹芸能に期待の大物ルーキー現る!」【スッキリ】
前田敦子や大島優子のモノマネでAKBファンからのバッシングと、業界の大絶賛を浴びる「キンタロー。」。モノマネ芸人の聖地『そっくり館キサラ』のイベントと、とんねるずの『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』で連続優勝するなどノリにノッっている。芸歴1年にも関わらずAKB48から、光浦靖子、デヴィ夫人、壇蜜、アンジェリーナ・ジョリーまでレパートリーが多彩なのも強みだ。
映像が流れると、「実際見るとむちゃむちゃおもしろいよ。でも顔デカイな」とテリー伊藤は笑いっぱなし。一方、はるな愛は、「女の子? 男の子? 何か同じにおいがするよね~」とポツリ。確かに本物を小バカにするスタイルは同じかも。
●「最近出まくりの美輪明宏が2ちゃんを語る」【スッキリ】
紅白歌合戦への出演以来メディアに出まくりの美輪。各所で『ヨイトマケの唄』が絶賛されているが、2ちゃんねるでの評判は意外だったようで、「2ちゃんねるってところは、悪いことしか書いちゃいけないと聞いていたけど、そうでもない(絶賛もあった)みたいね」と笑顔を見せた。歌に集中してもらうために、「黒の髪と衣装、カメラ1台でカットワークなどの演出もなし」と希望したことが奏功したようだ。 一方、「AKBと見てたんですけど、みんな本当に驚いて感動していましたよ」と裏話を話すテリー伊藤。こういうときに人気タレントの名前を出すからオンラインで嫌われるのに……。
年明けわずか1週間強で結婚、熱愛、復帰などの明るいニュースが続いた芸能界。思えば、「上戸彩&HIROの熱愛」「山田孝之が7歳年上の一般女性と電撃婚」も1年前の元旦にスクープされたものだった。昨年はバレンタイン婚やホワイトデー婚も多かっただけに、今ごろパパラッチたちは夜な夜な張り込んでいるだろう。
きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など