観客を魅了するイルカたち

初雪も降り、寒さ厳しい季節を迎えた東京。だけど、水の生き物たちは今日も元気です。今回は東京品川区のしながわ水族館を訪れました。イルカショーや、水の中に暮らす生き物たちの生命力あふれる姿をお届けします。

イルカたちの大迫力ショー

お客さんたちにあいさつ。かわいらしいイルカたちに、観客も大興奮

水族館を訪れたら、まずはタイムテーブルを確認することをお勧めします。しながわ水族館では、イルカショーやアシカショー、水中ショーなどの各種イベントが開催されています。この日は、ちょうどイルカショーの開演が迫っていました。1階の海面フロアを奥へと進み、イルカ・アシカスタジアムへ。

強靭(きょうじん)な尾の力が生み出す跳躍力は訓練のたまもの

会場は既に満員に近く、たくさんの観客たちであふれました。イルカさんたちが登場すると子どもたちも大喜び。水しぶきがあがるたびに喝采が起こります。

ボールをヘディングで打ち返します

飼育員さんとの呼吸もバッチリ

演目も多種多様で、いくつものダイナミックな跳躍やアトラクションに魅了されるうちにあっという間にフィナーレへ。最後は並走して跳躍。愛らしくも力強いイルカたちに、すっかりとりこになります。

ショーのフィナーレの様子

海面エリアや海底エリアのなかまたち

ペンギンランドでまったり暮らすペンギンたち

続いて1階の海面エリアの展示を見て回ります。このエリアには人気者のペンギンさんがいて、多くの人だかりができていました。みんな上手に毛づくろいをしています。

迫力あふれるエイ。泳ぎも力強い

階段を下りた地下一階は海底エリア。深海の生物や世界の魚たちなど、多様な海の光景が広がります。

多くの女性ファンをもつミズクラゲ。神秘的な姿はいつまで見ていても飽きない

ミズクラゲを前景に、写真を撮れるフォトブースで記念撮影。フラッシュをたかずに撮影するのがうまく撮るコツです。

青く光るトンネル水槽

最後はトンネル水槽を歩きます。1500尾もの魚たちを、天井いっぱいに仰ぎます。ざわめくような生命の躍動が、幻想的に広がります。

たゆみなく動くマイワシ

ほかにも、随所に見どころいっぱいのしながわ水族館。たっぷり1日楽しめますので、ぜひ足をお運びください。

■スポット情報
名称:しながわ水族館
場所:東京都品川区勝島3-2-1
営業時間:10:00-17:00。入館は16:30まで。火曜休。春休み、GW、夏休み、冬休み、年末は火曜も営業。
入園料:一般個人1,300円、65歳以上1,200円、中学生・小学生600円、幼児(4歳以上)300円。各種減免料金、品川区民特別料金あり。




<著者プロフィール>
一色千里
ハンドメイドや動物、街歩きや旅をテーマに撮影と執筆を手がける。著書に「東京手づくり市マップ」「東京ねこ街案内」(角川グループパブリッシング刊)などがある。新著「カワイイ動物カフェへようこそ!」が日本工業新聞社より2012年11月2日に発売!

猫情報を配信するちまたの猫暮らしを運営するほか、物語で街と人をつなぐ「本のカケラ」など街イベントも積極的に企画。ホームページツイッターも運営中。