使わない金券ってどうしてますか? 金券ショップで売るというのもひとつの手です。ですが、買い取り価格は店舗で異なるものの、良くても90%程度です。できるだけ100%使えるようにしたいですよね? 金券の有効活用を模索してきた筆者が、「思わぬ金券で思わぬ支払いができる」と感じた具体例をご紹介します。
その1 切手でゆうパックやオークションの支払いも
例えば、未使用・書き損じの年賀はがきは、1枚につき5円の手数料がかかりますが、切手や新しいはがきに取替えてもらえます。はがきのみならず所定の手数料を払えば、切手をはがきに、レターパックを切手になどと取替えることもできます。詳しくは日本郵便のホームページで案内しています。
ちなみに切手は「貼って出す」以外にも、使い道はいろいろ。例えばゆうパックの料金は切手での支払い可能ですし、切手と現金の併用もできます(ただし、コンビニエンスストアで差し出す場合は現金のみ)。この他、簡易書留や料金別納郵便といった郵便料金の支払いにも切手を利用できます。
また、Yahoo!オークションのように、切手や商品券で支払いできるオークションサイトもあります。
その2 テレカで固定電話代を払う
使い道に困りがちな金券として、テレホンカードをあげる人もいると思います。ですがこのテレカ、固定電話代の支払いに使うことができます。NTT西日本、NTT東日本ともに、テレカ1枚につき52.5円(ICテレカは1枚につき105円)の手数料が必要になりますが、金券ショップで買い取ってもらうよりもずっと有効活用できます。
その3 ギフトカードはスーパーでも使える
「全国百貨店共通商品」は、日本百貨店協会に加入している全国約300店のデパートでしか使えません。ですが、カード系会社、例えば三井住友VISAカードが発行している「VJAギフトカード」であれば、イトーヨーカドーやイオンといったスーパーなど使えるお店は全国で50万店以上にもなります。
その4 ホテルの宿泊も金券で
東横INNでは商品券、おこめ券、図書券などの額面金額で宿泊代金の支払いができます。ただし、いろいろと条件があるようなので、実際に利用する場合は電話で問い合わせると安心かと思われます。
その5 家電をギフト券や図書券で購入する
ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機などの支払いにも、様々な商品券が使えます。特にヨドバシカメラなら、図書券・図書カードも使えます。ただし、図書券・図書カードでの支払いは、ポイント還元の対象外になるのでご注意ください。
その6 ビール券で文房具や電球を買う
大手酒屋のカクヤスでは、ビール券の他、お米券、清酒券などで買い物ができます。カクヤスは、食品はもちろん、文房具や電球などを扱っている店舗もあるので、ビール券で文房具を買うなんていうことも。ただ、ビール券を利用する場合は、1枚につき10円の手数料がかかります。
その7 ファミレスでもギフト券・クオカードが使える
例えば、ロイヤルホストやデニーズでも幅広いギフト券が使えます。ちなみにデニーズであれば、クオカードも使えます。
その8 1年積み立てて1カ月多めに金券キャッシュバック
上記のものとは少し分類が違いますが、金券に関するオトクなものとして全国にあるデパートが展開している「友の会」というものがあります。
これは、毎月一定額を積み立てて行くと、1年後の満期に積み立て1カ月分を上乗せした金額の商品券(またはプリペイドカード)がもらえるサービスです。ただし受け取る商品券は、そのデパートでしか使えない商品券です。積立額や満期の設定方法はデパートによって異なりますが、よく利用するデパートが決まっている場合、「友の会」を利用して使えるお金を増やすのも手です。
金券利用の幅は、どんどん広がっている印象があります。まずは家で眠っている金券を発掘し、どこで使えるのかチェックしましょう。