電子書店パピレスが、新たに施設運営事業者へ向けて「電子書籍読み放題サービス」の提供を発表した。サービス導入第1号を、東京ドームシティアトラクションズ内のスパ施設"Spa LaQua"にてスタートしている。

"Spa LaQua"で展開中の「LaQua BOOKS」イメージ画像

本サービスでは、ホテルや温泉、カフェや美容室といった、利用者が長時間滞在する施設内で簡単に気軽に電子書籍をスマートフォンやタブレットで閲覧できるようになり、施設運営事業者へ向けて展開されるもの。施設の付加価値、あるいは利用者の満足度向上を目指すと共に、これまで電子書籍を利用した事のない人に電子書籍を読むきっかけをつくり、電子書籍ビジネスの普及拡大を目指していく。

サービス導入の第一号は、東京ドームシティアトラクションズ内のスパ施設"Spa LaQua"。10月30日より"Spa LaQua"の利用者は、施設内5階の「リラックスラウンジ」「レディースラウンジ」「ヴィーナスラウンジ」において、「電子書籍読み放題サービス」を無料で利用可能となり、『オズマガジン』(スターツ出版)『からだにいいこと』(祥伝社)『開運帖』(イースト・プレス)といった雑誌や、『耳をすませば』(柊あおい/フェアベル)、ハーレクインコミックといった女性向けコミックなど、サービスに参加いただいた出版社の厳選電子書籍を、スマートフォンやタブレットで楽しむことができる。

利用者は、各施設が所有しているスマートフォン、タブレット端末で、施設内に設置した読み放題サービス専用の無線LANネットワークにアクセスすることで、電子書籍を閲覧できる。また、同施設「リラックスラウンジ」内の一部座席にタブレット端末を設置しており、対応するスマートフォンやタブレット端末を所有していなくとも、同サービスを利用は可能に。電子書籍の閲覧には、パピレスが独自に開発したストリーミング電子書籍ビューア「MEDUSA」を利用してブラウザ上で行い、利用者は新たなアプリのインストールや、電子書籍ファイルのダウンロードをすることなく、簡単に電子書籍を読むことができる。