フォルクスワーゲン グループはこのほど、10月1日に発売した「up!(アップ)」の累計受注台数が、21日の時点で3,000台を突破したと発表した。このクラス初のシティエマージェンシーブレーキや149万円という低価格が好評を博した。

「up!」

「up!」はフォルクスワーゲンで最もコンパクトなサイズのスモールカー。全長3,545mmと、これまで同社で最もコンパクトだった「ポロ」よりもさらに450mmも小さい。しかしながら、タイヤをボディの4隅に配するなどの工夫で室内スペースを確保。大人4人が乗れるキャビンと小旅行の荷物を搭載できるラゲッジルームを確保するという、初代ビートルと同じ目標をクリアしている。

さらに、クラス初のシティエマージェンシーブレーキ(低速域追突回避・軽減ブレーキ)を搭載するなど、高い安全性も備えている。価格が国産のコンパクトカーや軽自動車と競合する149万円と非常に低価格なのも人気の理由だ。

フォルクスワーゲンでは、「up!」の販売促進策として、10月6~8日のデビューフェア、10月27日から開始するデビューキャラバン「Sing! up! Music」などを展開している。今後も多くの人々が「up!」に触れられる機会を設け、幅広くフォルクスワーゲンを体験できる活動を継続していくとしている。