コンテンツ・アプリ事業やエコ事業を展開するDELTA FORCEは、「ポルシェ356Aスピードスター」のレプリカモデルを100%EVとして米国で復刻し、「DELTA FORCE Speedster Electric」として国内販売を開始すると発表した。注文生産で10台の限定となる。
ポルシェ「356」は1950年代に高い性能で名を馳せたスポーツカー。「911」の先祖といえるモデルであり、いまでも高い人気がある。DELTA FORCEではこの「356」のレプリカを100%EVの電気自動車として復刻。米国で生産し、日本国内で販売する。
ベースとなるのは1957年の「356Aスピードスター」で、1,600ccの水平対向4気筒エンジンを搭載。復刻するモデルはベースモデルの性能をはるかにしのぎ、時速100㎞到達まではわずか12.3秒を誇る。また、満タン充電で約128kmの航続距離を達成している。
同モデルは米国ミズーリ州のEVスペシャリスト、Jack Rickard氏が開発・製作し、同社が輸入、販売を行う。西日本は「ミッドフォーPARADOX」(山口県山口市)が販売を担当する。充電は200Vのほか、家庭用100V電源でも可能。充電時間は200Vで7時間、100Vで12時間となっている。10台の限定生産で、10月30日から予約受付を開始。1台目(Car #1)を除き注文生産となる。価格は980万円。