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眠りをデータで管理する!! ねむりの質の改善を睡眠計がサポート!!……ってなんだ? - 第1回 睡眠の質を寝ている間の動きでチェックする
眠りをデータで管理する!! ねむりの質の改善を睡眠計がサポート!!……ってなんだ? - 第2回 「ウェルネスリンク」で毎日の睡眠記録をチェック!
睡眠計を使い始めて14日が過ぎた。14日間の測定記録から睡眠の傾向が分析される「ねむりガイド」が利用可能になった。オムロンの健康管理サービス「ウェルネスリンク」には、無料で睡眠計のデータを分析してユーザーの睡眠状態をレポートする「ねむりガイド」機能がある。
「ねむりガイド」で何が分かる?
「ねむりガイド」は、寝つきまでの時間や、夜中に目覚めた累積時間など5つの指標から、ぐっすりと眠れた時間や睡眠リズムなどの傾向を分析してくれるもの。
指標となるのは以下の5つ。
- 床に入ってから寝つくまでの時間の程度
- 夜中の目覚め累積時間の程度
- 朝早い目覚めの程度
- 睡眠不足の程度
- 睡眠リズム(就床・起床時刻のバラつき時間)の程度
分析を行う対象は、下記の項目だ。
- 就床時間
- 睡眠時間
- ぐっすり睡眠時間
- 寝つき時間
- 夜中の目覚め
- 起床予定時刻との差の時間
- 睡眠リズム
これにより、自分が2週間の間、どのような睡眠をしていたのかが分かるのだ。
さっそくデータをUSBケーブルで睡眠計からパソコンへと転送する。すでに通信ソフトはインストール済みなので、転送が完了するとウェルネスリンクが起ち上がるので、IDとパスワードを入力し、個人ページにログインする。
なお、ウェルネスリンクへのデータ転送はUSBケーブルを利用する以外にも、SDカードを利用したり、Android OS 2.3以降のおサイフケータイ機能やNFC対応のスマートフォンでも可能だ。
ウェルネスリンクにアクセスしたら、「ぐっすりプログラム」の「ねむりガイド」をクリックする。分析結果を見る前に自分では自分の睡眠にどの程度満足していたかをチェックする。私の場合は「まあ眠れた」だ。布団に入る時間も目が覚める時間もバラバラで、お世辞にもいい睡眠習慣とは言えなかった。だからといってものすごく睡眠不足を感じるわけでもなく、「まあ眠れた」が妥当なところだ。
いざ! 「ねむりガイド」で睡眠を分析!
分析レポートを順に見ていく。まず14日間のうち、
- 寝つき時間
- 夜中の目覚め
- 朝早い目覚め
- 睡眠不足
- 睡眠リズム
の5項目でそれぞれ理想的な結果になった日数だが、寝つき時間は14日間のうち9日、夜中の目覚めは10日、朝早い目覚めは7日。2週間のうち1週間~10日はまあまあの睡眠だったということだ。
「あなたの眠りの満足度と睡眠時間」の項目では、「睡眠時間は短めですが、ぐっすり睡眠時間は平均で1時間19分取れています」と表示された。睡眠時間は平均4時間34分。布団ではなくソファで何時間か寝ていた日や机でうたた寝してしまった日もあり、一部データを取り逃してしまったのは筆者の至らぬところ。
だからこそ、規則正しく夜にきちんと寝ましょうという戒めなのだと、改めて自分と向き合ってみた。
「寝つき時間」が平均45分というのは驚いた。布団に入って10分以内に寝ていると思っていたのだが、寝つきが非常に悪い日(なんと2時間半もかかっている!)があり、平均時間を押し上げている(つまり、実質的な睡眠時間が少なくなっている)。
これは……仕事が終わらなくて、やる気もイマイチ出なくて、寝たり起きたりを繰り返していた日だ。
「夜中の目覚め」も平均こそ19分で済んでいるが、前述の寝つきが悪かった日は40分強も目覚めていた。寝たと思ったらすぐに起きて……このインターバルの多少長い仮眠のような状態が睡眠にカウントされ、次に起きた時が夜中に目が覚めたことになっている。仮眠を取りながらほぼ徹夜の日だったので、睡眠の量も質も最低ということになる。こんなことまで分かってしまうのか……恐るべし睡眠計。いや、恐るべきは筆者の不規則な生活か。
より質の高い睡眠をするための具体的な改善案も提示される
「朝早い目覚め」はなかったが、就床時間(布団の中に入っている時間)は平均5時間23分で「一般的に推奨される時間(6~8時間)より短め」とのことだった。布団に入っていない日が週に何日もある私の睡眠が間違っている。睡眠計には申し訳ない。
早すぎなければ、「朝早い目覚め」は目覚めの良さの指標である。毎朝決まった時間にきちんと起きるのが理想的だ |
睡眠時間は6~8時間が理想的だが、短くなりがち。睡眠時間が短い場合は、生活サイクルを見直す必要がある |
最後に運動や夕食時間、入浴など11項目について、快眠をするためにはどのように生活習慣を改善すべきかがまとめられていた。夕食時間であれば「良い睡眠を得るためには、少なくとも寝る2時間前までに夕食を済ませておくことが前提条件」であったり、アルコールであれば「より良い眠りのためには、飲酒は逆効果」だったり。よく眠れるようにと寝酒を飲むのは良くないのだ。ほかにも質の良い睡眠のための環境づくりや体と睡眠の関係のコラムがまとめられている。
睡眠計を使ってみて、自分の普段の睡眠がいかにひどいか、自分がこうだろうと信じている睡眠習慣と現実がいかに乖離しているかがよく分かった。数字だけで見るよりも、グラフという形で視覚化され、改善ポイントを指摘されると耳が痛い。自分としては、毎日10時に寝て5時に起きる早寝早起きを実践していると思っていただけにショックだ。
人生の3分の1は寝て過ごす。3分の1も占めるだけに、その質の良し悪しはそのまま、残りの3分の2(起きている時間)の質へと跳ね返る。質の高い睡眠を得ることで起きている時間のクオリティも上げていく……そのパートナーとして睡眠計はピッタリであろう。
オムロン ヘルスケア 「睡眠計 HSL-101」
サイズ:約W130×D100×H270mm、本体重量:約420g(本体のみ)、電源:AC100V、10VA、50/60Hz、付属品:専用ACアダプタ、専用USBケーブル、スタートアップガイド、取扱説明書(品質保証書付き)、医療機器添付文書 ※本製品は1人用です。
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