フィアット クライスラー ジャパンはこのほど、成長戦略の柱となる正規ディーラーネットワークの拡充を加速すると発表した。2012年度中にフィアット / アルファロメオ正規ディーラーと、クライスラー・ジープ・ダッジ正規ディーラーをそれぞれ10店舗増やすという。

同社の2012年1~8月の販売台数は、アルファロメオが3,133台で前年同期比133.1%増、ジープが3,074台で前年同期比55.9%増など、増加が著しい。また、フィアット、アルファロメオ、ジープの3ブランドはすべて外国メーカー新車登録累計台数の上位10位以内に入っており、きわめて好調だ。

こうした状況を受けて、同社では正規ディーラーネットワークの拡充を今後の成長戦略の中心に位置づけるという。フィアット、アルファロメオについては東京エリアに力を入れ、クライスラー・ジープ・ダッジについては全国レベルの店舗数増加を図る。こうした店舗数増加によって販売台数を増やすだけでなく、年内に再投入を予定しているクライスラーの新しいブランドイメージの構築も進めるとしている。

おもな店舗として、フィアット / アルファロメオは9月29日に函館、11月中旬に天白(名古屋)、12月上旬に小山(栃木県)などを、クライスラー・ジープ・ダッジは10月5日に山口、10月17日につくば、10月20日に熊本をオープンの予定。フィアット / アルファロメオ正規ディーラーは74店舗から84店舗へ、クライスラー・ジープ・ダッジ正規ディーラーは53店舗から63店舗に増加する。