ビー・エム・ダブリューは9月20日、直列6気筒エンジンを搭載した「ニューBMW K 1600 GT」を発売する。すでに販売されている「K 1600 GTL」よりスポーティなキャラクターとしており、シート高の調整機能も備える。
1,600cc、水冷直列6気筒のエンジンは「K 1600 GTL」と同じで、最高出力は160PS。6気筒ならではのシルキーな回転フィールがライダーを魅了する。濡れた路面などさまざまな路面に対応するため、「Rain」「Road」「Dynamic」の3つのモードが用意され、160PSを無理なく使いこなせる。DTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)も装備。
「K 1600 GTL」と大きく異なるのはライディングポジションで、適度に前傾し、アクティブなライディングも可能となるスポーティなポジションへと変更された。単にハンドル位置を変更するだけではなく、フットレスト、シート、ハンドルの3点のポジションを人間工学的に最適化し、長距離ツーリングでの快適性も損なっていないという。シート高をライダーの体格に合わせて2段階に調整することもできる。
装備面ではキセノンヘッドライト、グリップヒーター、シートヒーター、クルーズコントロール、オンボード・コンピューターなどが標準装備となっており、同車のツーリング向けモデルのフラッグシップにふさわしい快適性を備えている。価格は285万円。