トヨタ自動車は20日、日欧戦略車のスポーツハッチバック「オーリス」をフルモデルチェンジして発売した。価格は171万円から225万円。
今回のフルモデルチェンジでは、「スポーツハッチバックの新基準」確立という方向性のもと、デザインや乗り味といった、クルマが本来持つ様々な魅力を高次元で調和させたとのこと。
具体的な特徴は、全高を55mm下げた低重心フォルムを活かしたデザインと空力や居住空間確保などの機能性を融合したほか、欧州各国で走行テストを繰り返して鍛え上げたという走行性能。また、スポーティグレードの「RS」は、専用の6速マニュアルトランスミッションやディスクブレーキの採用などにより、一段高いレベルの運動性能とレスポンスを実現している。
環境と安全性能においてもクラストップレベルを実現し、1.5Lの2WD車はアイドリングストップ機能のオプション設定により、JC08モード走行燃費で19.2km/Lを達成。オートマチックハイビームの新採用や、後席乗員・歩行者の安全性向上にも配慮したボディ構造、VSC(Vehicle Stability Control)の標準装備なども行われている。
エンジンは、1.5Lの1NZ-FE、もしくは1.8Lの2ZR-FAE(いずれも直列4気筒DOHC)を搭載し、トランスミッションはSuper CVT-i、「RS」グレードのみ6速マニュアルを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意されている。乗車定員は5名。