――アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?
津田「1期と同様、女性が多い現場なのですごく和やかで、私自身はあまり緊張もせずにリラックスした状態で現場に来ることができます。アフレコ中もちょっといい匂いがして……」
大坪「するよね(笑)」
三上「すごくわかる(笑)」
津田「いい匂いと、お菓子の匂いが混ざり合った、『あ、女子の部屋だな』みたいな感じになっています。1話の収録のときは、そこに緑川(光)さんがひとりポツンと交ざったのですが、緑川さんは普通にカッコよくいらっしゃって、その方がガンボーをやられるというのに何かドキドキしてしまいました(笑)。女性が多いですが、男性もきっと楽しくいられる現場なのではないかと私自身はすごく思います。キャストの方々がすごく優しい方ばかりで、アニメの現場はこんなに楽しいんだよっていうのがわかる現場なのではないかと思います」
大坪「すごく甘い匂いがする現場で、差し入れが切れません! 食べたいものがあれば自分たちで買ってきたりもします(笑)。私自身は、2期の収録でもすごく緊張していたんですけど、1期を一緒に乗り越えてきた、一緒にお仕事をしてきたメンバーだったので、1期のときより緊張しなくなりました。1期のときのデビューしたてという緊張と、2期のときの、また一緒にできるというワクワクもありつつの、でもしっかりやらなきゃいけないという緊張。この2つのちがいを感じつつ、そんな中で津田ちゃんが隣の席で、『緊張してるの? 大丈夫だよ!』みたいに優しく言ってくれて、京子と結衣みたいな関係で頑張れました。あと、1期のときは毎回制服で収録に来ていたんですけど、もう卒業したので、私服を皆さんにお披露目できたり、スタッフさんから、ちょっと大人っぽくなったねって言われたりして、すごくうれしいです(笑)」
藤田「和気藹々としている様子は伝わったと思うのですが、1期のときと比べると、みんながキャラクターにどんどん近くなってきているのをすごく感じます。何となく、会話を聞いていると、ごらく部ないし生徒会のメンバーがいる、みたいな感じになってきていて、みんな自然に、気張る必要もなく、役に入り込めるような雰囲気になっているのかなって感じています。みんなリラックスできているようなので、ゆる~く、でもしっかりとした素敵な作品になればいいなと思っています」
――オープニングテーマとエンディングテーマについて教えてください
三上「オープニングテーマは『いぇす! ゆゆゆ☆ゆるゆり』というタイトルになっておりまして、7月4日に発売されます。中学生らしい気持ち、ちょっと背伸びをしていたり、早口言葉のような台詞があったり…とてもゆるゆりらしい楽しい曲になっています。あと、速いです。テンポがすごく速いので、初めはキャラを維持しながら歌うのに苦戦しましたが、レコーディングしている内にその速さがすごく楽しくなってきて、元気いっぱいに歌わせていただきました。エンディングテーマは『100%ちゅ~学生』というタイトルになっています」
津田「こちらも7月4日の発売です! 先日行われた6時間のニコニコ生放送でお披露目したばかりなので、皆さんがどのように聴いていただけているかはわかりませんが、こちらもすごくノリがよい曲です」
大坪「合いの手などが入れやすい曲で、聴いていると自然と身体が動いちゃいます。1回聴いたら、『あ、こういう感じ』って覚えられるようなフレーズがいっぱい組み込まれているので、聴いていると頭の中に残ると思いますし、1期のときと同じように、オープニングもエンディングも、ごらく部がみんなでわちゃわちゃしている感じが思い浮かべられるような楽曲になっています」
大久保「今回、オープニングとエンディングとをあわせて、私たちごらく部が1人2,000枚のサインを書きまして、原作者のなもり先生が8,000枚……」
生徒会一同「え? 8,000枚?」
大坪「そうなんですよ」
三上「6時間で8,000枚です」
大久保「合計で16,000枚がオープニングとエンディングの初回限定盤に入ることになっているので、ぜひぜひこちらもあわせてよろしくお願いします」
三上「あと、オープニングの初回限定盤にはプロモーションビデオもつきます」
津田「学校を貸し切って撮影をしました」
三上「制服プラス着ぐるみぱじゃまを着用しています」
津田「すごく楽しい感じのPVになっているので、ぜひこちらも」
ごらく部一同「よろしくお願いします!」
――6月17日にはライブも行われますが、盛り上がるポイントなどを教えてください
大久保「前回の『七森中♪りさいたる』では、キャスト1人ずつとごらく部4人、そしてアンコールでは9人で歌ったのですが、今回は2人ペアのデュエット曲を歌うことになっているので、そこが盛り上がるところではないかと思います」
大坪「初お披露目になる曲もたくさんあるので、私たちも少し緊張しているのですが、やっぱり『ゆるゆり』好きには、聴いたら堪らない曲がたくさんありますので、皆さんには普通に好きなカップリングを叫んでいただけたら、すごくうれしいです」
津田「ノリがいい曲が多く、ひとりひとりのキャラクターソングもそうですし、カップリングの曲を歌うことも決まっているので、サイリウムを振って、またガンガンにノッていただけたらいいなと思います」
三上「前回の『七森中♪りさいたる』は、『ゆるゆり』という作品が好きな人、キャラクターが好きな人たちが、一緒になって楽しい空気や雰囲気を作ってくださり、私たちもすごく楽しい気持ちになって、お互いの楽しいという気持ちがぶつかり合って、すごく素敵なライブになったと思います。ぜひ『七森中♪うたがっせん』でも、皆さんの想いを私たちにぶつけていただいて、私たちもそれに負けないようにゆるゆり愛をぶつけていけたらいいなと思っています」
――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の方にメッセージをお願いします
三上「昨年第1期が放送され、あっという間に1年が経ったということにすごく驚きを感じています。この1年間、私自身キャラクターと離れる暇もないぐらい、たくさんのイベントをやらせていただいたり、歌わせていただいたりしてきたのですが、第2期が放送開始まで残りあと少しということで、心待ちにしてくださっている方もたくさんいらっしゃるのではないかと思っています。1期は知らないけど、2期が気になるという方は、ぜひ今から1期を観て、予習復習していただいて、一緒に2期の放送を楽しんでいただければいいなと思います。原作のほうも、なもり先生が放送にあわせて5日間連続でマンガを出されたりするのですが、原作、アニメだけでなく、それに付随して、私たちも歌わせていただいたり、ライブをやらせていただいたり、イベントをやらせていただいたり、たくさんたくさんしているので、いろいろなところでゆるゆり好きの人と楽しんで、一緒に作品を盛り上げていけたらいいなと思います。よろしくお願いします」
大坪「2期が決定したのは、応援してくださるたくさんの方々のおかげだということをすごく感じられた数カ月でしたが、1期が終わってからも、京子ちゃんやごらく部のみんな、生徒会のメンバーたちとずっと一緒にいたという感覚がすごく大きくて、その感覚からくる信頼とか、みんなのキズナとかを、2期でたくさん出していけたらいいなと思っています。この作品は、観ている人の"癒し"だったり、"活力"になれるようなアニメなので、『ゆるゆり♪♪』を観て、眠ってほしいなと思います(笑)。たくさん魅力の詰まった作品で、私たちも一生懸命に頑張って、ちょっとゆるっとしつつも、スタッフさんも含めて、たくさんの方がいっぱい愛情を注いでくださっている作品なので、その愛情をたくさん感じていただけたらいいなと思います。よろしくお願いします」
津田「1期が終わり、2期をやるよって言われてから、それほど時間は経っていないと思うのですが、私自身、まだか、まだかと待ちわびていたひとりで(笑)、本当に2期を楽しみにしていました。イベントもたくさんやらせていただいているのですが、やはりアニメの作品として、皆さんにお届けするのが本当に楽しみで、現在2期のアフレコをしておりますが、1期同様にギャグもたくさん詰まっておりますし、キャラクターの魅力も1期よりも増して、皆さんに伝えられると思います。ストーリーもさらに魅力的になっていますので、期待していてください。ぜひぜひ、よろしくお願いします」
大久保「2期が始まるのを、私たちもすごく楽しみにしていて、ようやくこの時が来た! という気持ちなんですけど、ファンの皆さんも、きっと楽しみに待っていただいていると思いますし、私自身もそう思ってアフレコをしております。イベントなどもたくさんやっていますが、やはりアニメという作品を皆さんにお届けできるのが、私たちにとっても何よりもうれしいことなので、1期のときから、『ゆるゆりに元気をもらったよ』といった声をたくさんいただいていますが、2期を観て、またさらに元気になり、パワーアップした私たちと一緒にこの夏を熱く盛り上げていただけるとうれしいです。よろしくお願いします」
藤田「応援してくださるファンの皆さんのおかげで、第2期ということになり、感謝の気持ちでいっぱいです。2期もまだ始まっていませんが、3期もできるように(笑)、皆さん、応援よろしくお願いします」
豊崎「ごらく部のみんながたくさんのイベントをこなしていたり、サインをいっぱい書いたり、なもり先生も、今回まさかの8,000枚ということで、すごくすごく、一生懸命にみんなが『ゆるゆり』に対して愛を注いでいる姿を、すごく近い場所で見ていたので、私は感謝の気持ちでいっぱいです。そこにファンの方がついてきてくださって、『ゆるゆり』を一緒に盛り上げてくださったからこその2期だと思っていますので、ファンの方にも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。なので、その感謝の気持ちを、キャラクターたちに情熱として込めて、楽しく、ゆるく、賑やかに演じていきたいと思いますので、ぜひ観てください。千歳と一緒に、鼻血を出す勢いで、妄想してくださったらうれしいです。よろしくお願いします」
加藤「2期になって、出演者はもちろん、制作側のスタッフさん、あと事務所のマネージャーさん、みんなが1期のときの以上に『ゆるゆり』が好き過ぎて、ちょっとビックリするぐらいです。うちの事務所のマネージャーも、口を開けば『ゆるゆり』の話で、『加藤さん、見てください、このストラップ』って、ゆるゆりのストラップをつけていたり(笑)」
豊崎「うちのマネージャーさんもごらく部の4人が好きで(笑)」
加藤「本当に関わっているスタッフさん、キャストのみんなが『ゆるゆり』が大好き過ぎて、1期のとき以上に、『ゆるゆり』に対する愛が、溢れるぐらい注がれているなって感じております。2期を楽しみに待ってくださっているファンの方も、同じような気持ちで、高まった気持ちを抑えながら、放送されるのを待っていただいていると思いますが、本当に期待に応えられるぐらいの作品になっておりますので、変わらず、より盛り上げて、『ゆるゆり』を応援していただけたらいいなと思っております。1期を観ていなかった方、百合というと抵抗のある方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、皆さんが思っているような百合とはまた違って、深い友情、気持ちのいい友情、トモダチ愛といった意味合いの百合になっています。2期から観ていただいていも十分に楽しめる作品なので、応援していただけたらうれしいです。よろしくお願いします」
三森「私は1期のときから1ファンとして『ゆるゆり』が大好きで、放送が終わってからも、DVDを家で個人的に観るぐらいはまっていたのですが、2期が決まり、アフレコが始まって、またこうしてスタッフさん、メンバーの皆さんと再会することができて、『本当に良かった、私声優をやっていて』って心から感じられるぐらい(笑)、温かい気持ちがたくさん詰まった作品になっております。1期よりもキャラクターひとりひとりの個性がすごくフィーチャーされているので、1期からのファンの方もより楽しめると思いますし、初めてご覧になる方も、ひとりひとりの個性がはっきりしているので、飽きずに観られる作品だと思います。ぜひぜひ皆さんに観ていただきたいです。よろしくお願いします」
――ありがとうございました
TVアニメ『ゆるゆり♪♪』は2012年7月よりテレビ東京ほかにて放送開始予定。
■TVアニメ『ゆるゆり♪♪』おもなスタッフ
原作 / なもり (一迅社「コミック百合姫」にて連載中)◆監督 / 太田雅彦◆副監督 / 大隈孝晴◆シリーズ構成・脚本 / あおしまたかし◆キャラクターデザイン・総作画監督 / 中島千明◆総作画監督 / 越智信次、尾尻進矢◆色彩設計 / 真壁源太◆美術監督 / 鈴木俊輔 (スタジオ風雅)◆撮影監督 / 佐々木正典◆音響監督 / えびなやすのり◆音響制作 / ダックスプロダクション◆音楽 / 三澤康広◆音楽制作 / ポニーキャニオン◆アニメーション制作 / 動画工房
■TVアニメ『ゆるゆり♪♪』おもなキャスト ◆赤座あかり / 三上枝織◆歳納京子 / 大坪由佳◆船見結衣 / 津田美波◆吉川ちなつ / 大久保瑠美◆杉浦綾乃 / 藤田咲◆池田千歳 / 豊崎愛生◆大室櫻子 / 加藤英美里◆古谷向日葵 / 三森すずこ◆ミラクるん / 竹達彩奈
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