ある日、山梨出張から帰ってきた同僚にお土産の「桔梗信玄餅」をもらった。
信玄餅といえば、全国でも名の知れた山梨県を代表するお菓子。ビニールで風呂敷のように包まれた小さな容器に、きな粉をまぶしたお餅が3切れ入っている。付属の黒蜜をかけて、楊枝で刺していただく和菓子だ。
大好きな信玄餅。会社で食べたいけれど…… 「食べるとき毎回、きな粉がどうしてもこぼれてしまうんだよな」。きな粉がキーボードにふりかかってしまっては大惨事だ。
そこで、上手な食べ方はないものか、とネットで検索。世の中やはり同じことを考える人はいるもので、イガラシイッセイさんのブログエントリCHOP-ME-NOT DIARY : 信玄餅のきな粉をこぼさず食べようがヒットした。これを見ながら、信玄餅を食べてみた。
包みを広げて、いざ実践。
フタを開けて、まずは固まったきな粉を楊枝で丁寧にほぐす。ある程度ほぐれたら、餅と容器のあいだに隙間をつくる。この隙間をぐるっと一周つくって、餅の上のきな粉を落としていく。
きな粉をきれいに落とすと、3つの餅が姿を現す。
ここでいよいよ黒蜜の出番。餅と容器の隙間、餅と餅の間にゆっくりと流し込んでいく。黒蜜を出し終えたら、あとは混ぜるだけ。
黒蜜がよくなじんで、きな粉をまき散らすことなく持ち上げられるほどに。
ほら!
きな粉をこぼすことなく、上手に食べることに成功した。
ただこの食べ方、予想以上に細かい作業で食べ終わるころには30分が経過していたのだった……。
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