福岡県福岡市役所では、1階ロビーをリニューアルしたことを機に、新たな情報発信ツールとして82インチの超大型デジタルサイネージを設置した。同型のデジタルサイネージは、先月オープンした「ダイバーシティ東京」でも採用されており、日本では二例目、西日本および自治体としては初の採用となる。

超大型デジタルサイネージ。迫力の大画面だ

このデジタルサイネージは幅10m、高さ2.5m。大型タッチパネルでありながら、スマートフォンのように簡単なタッチで操作できる。写真を撮影して福岡らしいフレームでデコレーションでき、それを拡大したり動かしたり、携帯電話に転送することも可能。また、その写真や画像がタッチパネルを飛び出して、壁の中を動き回るという驚きのしかけもある。

壁の一方では120インチサイズで動画が流れ、市政情報や観光情報を発信。タッチパネルに生成されるアイコンにも、同市に関する豆知識などが含まれ、楽しみながら情報を得られるしかけになっている。子どもから大人まで、誰でも親しみやすく同市の情報に触れてもらおうというのがねらいだ。5月末までは、インタラクティブなデジタルアートの展示も行っている。

同市では、このデジタルサイネージを設置したほか、無料の公衆無線LANサービスの開始、自治体で初めてのGoogle+やPinterestの活用など、ICTを活用した情報発信に積極的に取り組んでいるという。

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