会社のエラい人ほど、ゴルフってしていませんか? なんでも、ゴルフはビジネスに通じるところがあるそうです。

例えば、『なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?』(パコ・ムーロ)はビジネス書として有名ですし、『中部銀次郎 ゴルフの神髄―新編もっと深く、もっと楽しく』(日経ビジネス人文庫/中部 銀次郎)では「ゴルフは謙虚に己を知るところから始まる」などの作中の言葉に感銘を受けるという声も。

そのほか、ゴルフ関連の本にはハウツー系はもちろん、小説や漫画も多数あります。ゴルフを実際にやっている人だけでなく、まだやっていない人も、ゴルフから学ぶものは多いハズ! そこで、若手サラリーマンが読んでおくとよいものをまとめてみました。

■小説

『「ありがとう」のゴルフ―感謝の気持ちで強くなる、壁を破る』(ゴルフダイジェスト新書/古市 忠夫)

阪神淡路大震災で被災した「カメラ屋のおっちゃん」。前向きな心と感謝の気持ちを武器に、60歳でプロになった男の物語。

『むかい風』(集英社/伊集院静)

登場するゴルファーはアマチュアゴルファーのみ。ゴルファーとその周囲の人々の人間模様に焦点が当てられた短編集。

■漫画

『風の大地』 原作:坂田信弘 画:かざま鋭二(小学館「ビッグコミックオリジナル」に1990年から連載。1993年度の小学館漫画賞青年一般部門を受賞)

京大を中退したのち、24歳でプロゴルファーを志した主人公がさまざまな人との出会いと別れによって成長し、活躍する物語。主人公の一生懸命な姿と周囲の人たちと繰り広げられるドラマが人気をよび、人間味あふれる漫画として引きこまれた人が続出。

『あした天気になあれ』 原作:ちばてつや(講談社「週刊少年マガジン」)にて、1981年1月から1992年5月まで連載)

「チャー・シュー・メン!」というかけ声は、あまりにも有名なセリフ。夢はプロゴルファーという中学生が主人公。ゴルフのため朝は弁当売り、夜はゴルフの練習場でバイトをする姿のほか、家庭内の描写や、学校での生活ぶりなどが生き生きと描かれ、今でも「不朽の名作」との呼び名が高い。

また、今年の7月で創刊40周年を迎えるゴルフ雑誌の老舗「週刊ゴルフダイジェスト」が、4月23日発売の5月1/8日号でリニューアル。

同誌は、これまで23年続く長寿漫画『千里の道も』が連載中で、今回のリニューアルで、新しい章がスタートする。

同漫画にも、「社会で通じる名言」が多数ちりばめられており、例えば、「タラレバを100万回唱えても状況が変わるわけじゃない」という主人公・坂本遼のセリフなど、ゴルフをやらない人にも感銘を与えている。

ちなみに、この坂本遼選手は、今年絶好調の石川遼選手の名前の由来にもなったそう。

今後、『千里の道も』では、全米オープンを闘う主人公・坂本遼の5年後が描かれる予定。これからどんな成長をしていくのかが注目される。

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