モテる男を目指すなら、仕事道具にもひと工夫したい。そこで提案したいのが、女性の“五感”に訴えかけるモノ選びだ。心理を刺激し、女性の心を掴む方法とは? 心理カウンセラーの小高千枝さんに、アイテムがもたらす心理効果についてお話をうかがった。 SDN48芹那さんとシミュレーションした、モノをとりまくオフィスラブシーンも要チェック!

①視覚

会議に新調したPCを持参。ん!? なんか視線を感じる……! 憧れのマドンナの視線にあたふたしてると「その赤いPCカワイイね!」。え、PCのことかよ……。でも芹那、オレたちの熱い恋はこれから始まるんだよね……(陶酔)。

人間、見た目よりも中身が大事。一般的にはそう言われる。たしかにその通りかもしれないが、視覚から入ってくる情報が極めて大きいのもまた事実だろう。

「視覚は五感のなかでもっとも重要な要素。人の第一印象の約7割は、視覚によって左右されます」と小高さん。

身だしなみを意識し、清潔感のある服装を心がけるのは当然として、自分のことを相手により強く印象づけるためには、日頃から持ち歩く小物にも気を配りたい。特に重要なのは「色使い」だそう。

「色によって相手に与える印象というものは変わってきます。どのようなキャラクターを演出したいのかを考え、モノトーンになりがちなビジネスファッションの中に、それにふさわしい色をさりげなく取り入れてみるといいでしょう」

色がもたらす心理効果

●ブルー

ネイビーをはじめとするブルー系は、誠実さや知的さを醸し出す色。シャープでスマートな印象を相手に与える。

●ピンク

女性が直感的に好む色で印象に残りやすい。クライアントや職場に女性が多い人におすすめ。

●イエロー

陽気で遊び心溢れるイメージを与え、「この人と一緒にいると楽しいかも」と女性に思わせる色。

●レッド

赤は強さやリーダーシップを表し、俺について来いというメッセージを発する色。たからこそ逆に、草食系の人にオススメ。

②触覚

すれ違いざまのボディタッチ。「今日のスーツいいね! この触り心地……私は違いのわかる女なんだぞ」。そんな彼女にすぐに勘違いしてしまう俺。“今すぐ君を抱きしめていいかい?”(人事に即通報)。

質の高い素材を使った服や小物は、自分が身につけていて心地良いのはもちろんのこと、それに触れた女性のハートを引き寄せてしまうという効果も!?

「女性は肌触りの良いものに触れると、オキシトシンという恋愛ホルモンが分泌されます。それが脳内から発せられることで、相手のことを好きになってしまうことがあるんです」(小高さん)

③聴覚

「なに聴いてんのっ!」とイヤホンを奪取するやんちゃな彼女。“同じ音楽を共有し、2人のソウルが重なりあう……今日はオフィスがダンスホールさ。恋のナンバーでチークダンスを踊る……いいだろ、芹那?”。

「五感のなかで視覚の次に大事なのは聴覚です。ちょっと触れ合うくらいの距離で話しかけられると、女性はドキッとするものです」(小高さん)

とはいえ、さほど親しくない相手の耳元で囁くわけにはいかない。女性の聴覚を刺激するのに活用しやすいのは、やはり音楽だ。同じ時間に同じ良い音を共有することで、ふたりの距離はぐっと縮まるはず。