日本銀行は14日、政策委員会・金融政策決定会合において、資産買入等の基金を55兆円程度から65兆円程度に10兆円程度増額することを決定したと発表した。
買入れの対象は長期国債とする。現在、資産買入等の基金の残高は43兆円程度であるため、今回の増額分と併せ、2012年末までに残高は22兆円程度増加することになる。
また、次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針については、「無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0~0.1%程度で推移するよう促す」ことを決定した。
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