スズキは24日、軽乗用車「アルト エコ」を12月13日に発売すると発表した。「ECO-L」と「ECO-S」という2つのグレードがあり、価格はECO-Lが89万5,000円、ECO-Sが99万5,000円。

アルト エコ「ECO-S」(リーフホワイト)

同車は、ベース車となった「アルト」の機能や装備、使い勝手はそのままに、同社の低燃費化技術によってガソリン車ではトップクラスの低燃費であるJC08モードで30.2km/L、10・15モードで32.0km/Lを実現。

エンジンは、低燃費や低速トルクの向上、静粛性、軽量化が特長という新世代エンジン「R06A型エンジン」に、ピストンのコーティングのパターンやピストンリングの表面処理変更などを施して燃費性能を最大限に引き出したとのこと。また、停車直前の減速時からエンジンを停止する新アイドリングストップシステムを、同社の車では初搭載している。

そのほか、エンジンルームまわりの骨格をはじめ、エンジンや足回り、内装などの部品を見直す事で、約20kgの軽量化を達成。空力性能の向上や、足回り部品変更による回転抵抗の低減、専用タイヤ採用による転がり抵抗の低減なども行われている。

エンジンは0.66L DOHC 吸排気VVTを搭載し、変速機はCVTを採用、駆動方式は2WD(前輪駆動)となっている。乗車定員は4名。