西武鉄道は11月27日より、特急レッドアロー10000系1編成を初代レッドアロー5000系の塗装に変更し、「レッドアロークラシック」として運行する。
5000系は1969(昭和44)年10月の西武秩父線開通と同時に登場。「レッドアロー」の由来にもなったクリーム地に赤の塗装が特徴で、1995年10月の引退まで、通勤輸送や秩父方面への観光輸送に活躍してきた。
「レッドアロークラシック」では、この5000系の塗装が10000系1編成に継承されることに。車内座席のテーブル背面には、昭和40年頃の西武線沿線の風景写真などが掲出されるという。
また、運行開始日の11月27日には、記念臨時特急電車が池袋~西武秩父間で1往復(往路は池袋9:10発。復路は西武秩父駅を11:09発。途中駅での乗降は不可)運転される。この特急電車の特急券は、初代レッドアローの写真が入った特別仕様に。往復購入者限定「レッドアロークラシック運行開始記念 木のしおり」などの購入特典もあるとのこと。
初代レッドアローの塗装に変更された10000系は今後、池袋線・西武秩父線の特急「ちちぶ」だけでなく、新宿線の特急「小江戸」にも使用される予定。
なお、西武鉄道は、日本三大曳山祭りのひとつ「秩父夜祭」がクライマックスを迎える12月3日、特急レッドアローの大増発を行う。池袋発は午前中より1時間あたり2本の運転に。西武秩父発の最終電車の時刻も繰り下げられ、池袋行最終の特急は23時10分発、所沢行最終の特急は23時50分発となる。