シティバンク銀行は5日、神戸支店を移転し、最先端技術を導入した新型支店として開設したと発表した。新型支店は三宮駅から徒歩3分という立地にあり、顧客の立場に立ち設計された支店環境となっているという。
シティバンク銀行は、シティで世界初の総合的なサービスを提供する新型支店を2010年4月に東京、日本橋、東京駅前に開設以来、東京をはじめ名古屋、大阪でも新型支店を開設。新型支店の構想は、米シティのグロース・ベンチャーズ&イノベーション・チームとシティバンク銀行の協働によるもので、「時間・場所・スタイルに関わらず、顧客のニーズに合わせたソリューションを提供する」(シティバンク銀行)。シティは、新テクノロジーを導入する投資先として日本を主要な市場としており、事業基盤の成長に向けて長期的な展望を持っている。
神戸支店は、顧客が最先端技術を自由に利用できる選択肢を提供。双方向のタッチパネルやテレビ電話などを提供する一方で、銀行スタッフによる個別対応ができるコンサルティングルーム(個室)などを併設している。
また、シティゴールドの顧客向けサービスでは刷新された専用ラウンジでのコンサルテーションを提供することができる。
新型支店では、日本国内及び海外で利用できるキャッシュカードの即時発行(最短約20分間)が可能。同キャッシュカードを海外のシティバンクもしくは提携ATMで使用し、日本の口座から現地通貨を引き出すことができる。
神戸支店のテクノロジーとサービスは以下の通り。
「シティ インタラクティブ メディアウォール」 : 4.11m×2.33mの大型、双方向タッチパネル画面。金融情報や、国内外のニュース等のさまざまな情報を見ることができる。顧客はまた、興味のある情報を画面に触ることにより閲覧していくことが可能
「シティ サービスブラウザ」 : 顧客はタッチパネル画面を操作することで、よりシンプルで、簡単にシティバンク銀行の商品やサービス情報、およびシティバンクのアナリストによるレポートを入手することができる。印刷物を置かない"エコ支店"を目指している
「シティ ワークベンチ」 : 普通預金口座の開設、口座内容や取引履歴の照会、確認など、タッチパネル画面を操作することで顧客自身、または、テレビ電話を介した銀行スタッフのサポートにより、通常の銀行取引を行うことができる
「シティ 360ステーション」 : タッチパネル画面を操作することで「シティサービスブラウザ」の情報を入手できる機能、およびATM機能を併せ持っている。また、モニター画面を通じて銀行スタッフとの音声・テレビ電話サービスによるサポートが受けられる(24時間365日稼動)
「シティ コンサルティングルーム」 : 「シティ ワークベンチ」機能を利用できる完全な個室。銀行スタッフとの個別面談や、テレビ電話を通じたコンサルテーションを受けることができる
富裕層顧客向けの「シティゴールドセンター」 : 銀行の専任のコンサルタントが、シティの世界の資産運用のソリューションを提供する