JR北海道旭川支社はこのほど、「『キハ54形気動車登場25周年号』で行く 宗谷路貨車駅・珍駅巡りの旅」の参加者募集を開始した。

宗谷本線の音威子府駅に停車中のキハ54形(2007年2月撮影)。国鉄末期の1986年にデビューしたキハ54形は、今年で25周年を迎えた

キハ54形は1986年に登場し、かつては宗谷本線旭川~稚内間の急行「礼文」にも使用された。現在は宗谷本線のほか、石北本線、留萌本線、釧網本線、根室本線の釧路~根室間などで活躍している。

今回のツアーは、10月22日より1泊2日の予定で実施される。旭川~稚内間で臨時列車「キハ54形気動車登場25周年号」が運行され、旭川駅を8時29分頃に発車。木造駅舎の駅や、かつて貨物列車に連結された貨車(車掌車)を使用した駅、「日本最北の無人駅」抜海駅などを列車で訪問する。

車内は弁当のほかに、名寄市の「なよろバーガー」、豊富町の「白いプリン」といった"ご当地グルメ"も積み込まれるとのこと

音威子府駅の駅蕎麦は、麺が黒く、風味が独特でコシが強いのが特徴

初日は稚内市内のホテルで宿泊し、翌日は稚内駅9時30分頃出発の「キハ54形気動車登場25周年号」に乗車。途中、音威子府(おといねっぷ)駅では約101分間停車するため、名物の駅蕎麦を食べ、旧・天北線資料室へ訪問することも可能に。名寄では「なよろプリン」が積み込まれる。

「『キハ54形気動車登場25周年号』で行く 宗谷路貨車駅・珍駅巡りの旅」は、10月22日より1泊2日の予定で実施される。募集人員は80名(最少催行人員は40名)で、旅行代金は旭川発着大人1人で1万8,000~2万500円。同ツアーの申込みと問合せは、「JR北海道 旅行センター旭川支店」まで。