東京海上日動火災保険は15日、業界初という携帯電話でいつでも加入できる「1日自動車保険(1日単位型自動車運転者保険)」を発売すると発表した。1日あたり500円の保険料で、必要な日数分だけ自動車保険を契約できる新しい保険となっている。

現在、無保険運転による事故は年間10万件以上発生していると推定され、東京海上日動火災は、今回の商品の提供を通じて、「無保険運転による事故の縮減にも貢献していく」(同社)。

同商品は2011年10月(予定)から、NTTドコモと共同でサービスの提供を行う「ドコモ ワンタイム保険(1日自動車保険)」として先行販売。 また、2012年1月(予定)から、「1日単位型自動車運転者保険(ブランド名は未定)」として、東京海上日動火災が委託している全ての保険代理店で販売する。

幅広い世代層、特に若年層の潜在的な運転ニーズへ対応。本人もしくは配偶者以外が所有する自動車を運転する際に加入できる自動車保険で、例えば親や友人の自動車を運転するなど、自動車を借りるシーンが想定される幅広い世代層が利用できる。

若年層におけるクルマ離れの傾向が見られるものの、免許取得率は約85%と依然として高い水準で推移しており、いまだ運転ニーズは高い状況にある。一方、自動車保険の主な契約のうち、運転者年齢条件を30歳以上と設定している契約は約80%に達しており、多くの契約で30歳未満の若年層が運転する場合は補償の対象外となっている。今回は、こうした若年層の潜在的な運転ニーズに応える新しい自動車保険となっている。

無保険運転による事故縮減にも貢献する。現在、無保険運転による事故は年間10万件以上発生していると推定され、今回の提供により、親や友人の自動車を運転する際に、手頃な保険料で手軽に自動車保険に加入することができるようになり、「無保険運転による事故縮減にも貢献できるものと考えている」(東京海上日動火災)。

さらに、使えば使うほど将来自らの自動車を購入する際に得となる。同商品を無事故で利用した場合、利用日数に応じて、将来自らの自動車を購入した際に加入する自動車保険(当社自動車保険に限ります)の保険料を最大20%割引く。

利用対象者は、携帯電話の契約者本人および二親等以内の親族。対象自動車は、運転者本人もしくはその配偶者以外の個人が所有している自動車で、自家用普通・小型・軽四輪乗用車の3車種が対象(法人所有自動車(レンタカーを含む)は対象外)。

補償プランは、顧客のニーズにあわせて2つのプランから選択することが可能(いずれのプランにも東京海上日動火災「ロードアシスト」が自動的にセットされている)。業界初となる「借用車両のための車両補償」を新たに設定しており、幅広いニーズに応える補償内容となっている。