スティーブン・スピルバーグが製作、J.J.エイブラムスが脚本・監督を務めたSF超大作『SUPER 8/スーパーエイト』のロサンゼルスプレミアが8日(現地時間)、Regency Village Theaterで行われ、J.J.エイブラムス、スティーブン・スピルバーグをはじめ、キャストのエル・ファニングらが出席したほか、スペシャルゲストとしてトム・クルーズも登場した。
『SUPER 8/スーパーエイト』のLAプレミアに登場したトム・クルーズ(左)とエル・ファニング |
監督と出演者たちが国内、海外メディアのインタビューに応じて、会場が盛り上がる中、『M:i:III』以来の盟友で、新作の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のプロデューサーでもあるJ.J.エイブラムスを応援するため、トム・クルーズがレッドカーペットに登場。2人は抱き合って新作の完成を祝福しあい、会場からも大歓声が上がった。
J.J.エイブラムス監督は「この映画には、秘密やサプライズはないんだ。ラブストーリーでもあるし、家族を描いた映画でもある。少し怖いシーンもあるけれど、ハートに響く映画なんだ。僕にとっては、ハートに響くかどうかが映画作りの鍵なんだよ。僕にとってある意味自伝でもある。昔の自分のように、映画撮影に夢中な子供達が『スーパー8』で撮影をするところから始まるから。もちろん、こんな怖い体験はしなかったけどね(笑)」とご機嫌な様子。「アンブリン・エンターテインメント(スピルバーグが設立した映画製作会社)と映画をつくることができたことは、(今までのスピルバーグ映画と)兄弟になったような気持ちになれてとても嬉しいよ」と満面の笑みを浮かべた。
主人公のジョーを演じたジョエル・コートニーは「監督から電話で映画出演の話をされた時、飛び上がって喜んだんだ。アドレナリンが出っ放し。ずっと彼のファンだったからとても嬉しかったし、光栄に思ったよ。監督にはリアルに演じる事が大切だと言われたんだ。『どんな役でもリアルに、現実味を帯びた演技をしなければいけない』というのが監督のモットーなんだ」と喜びを。「日本の皆さんこんにちは。『スーパーエイト』観てね。君が思っている映画ではない、意外な発見があるよ!」と日本へメッセージを送っていた。
『SUPER 8/スーパーエイト』は6月24日より全国公開される。