日産センチュリー証券は17日、大阪証券取引所から、取引所外国為替証拠金取引「大証FX」の取引資格および清算資格の取得が承認された。2011年6月初旬から、「大証FX」の取扱いを開始する予定。
日産センチュリー証券は、1948年の設立から今年で63年を迎える。オンライントレード部門を主たる収益部門に確立成長・拡大すべく、今年1月から、オンライントレード部門における商品先物取引の取扱いを開始した。
今回、取引所外国為替証拠金取引である「大証FX」の追加により、「同社ならではの横断的な市場取引が可能となる」(日産センチュリー証券)。なお、大証FXの通常手数料は、片道77円/枚(税込)で提供する。
「大証FX」は、マーケットメイカー(MM)と投資家が公平に価格を競り合うオークション方式を導入しているため、価格決定の透明性が高い上、複数気配(板)表示は、従来の株式や先物取引と同様の感覚で取引できる。税制面においても、一律20%の申告分離課税の適用や、先物取引・オプション取引との損益通算が可能となっている。
日産センチュリー証券では、取引に欠かせないチャートや価格情報のリアルタイム表示をはじめ、取引口座照会や取引状況のステータスを一度に確認可能なシステムを提供する。また、独自の発注シナリオを描きながら取引できる14種類の多彩な注文方法も搭載する。
その他、時間や場所に関係なく即時に入金を反映する「クイック入金」機能や、オーバルネクスト社からリアルタイムの最新為替ニュースを随時配信。「約定通知やアラート通知による見えるリスク管理により、顧客のFX取引を攻守ともにサポートする」(同社)としている。