FXCMジャパンはこのほど、ストラテジートレーダーβ版 日本語版の提供を開始した。19日には東京ドームシティ・プリズムホールで開催された「投資戦略フェア2011 in 東京ドームシティ」の同社ブースで、ストラテジートレーダーβ版 日本語版の説明会が行われた。
ストラテジートレーダーは、プログラミング可能なFX自動売買取引プラットフォーム。FXCM Japan のカバー先である米国FXCM 社が開発したもので、これまでは英語版のβ版が提供されてきたが、19日からは日本語版のβ版の提供を開始した。利用料は無料。
同社は、システムを選ぶだけで自動売買が行える「シストレステーション」を提供してきたが、「ストラテジートレーダー」の提供が開始されたことで、より幅広いニーズに応えられるようになった。また、米国FXCM 社がBOSTON TECHNOLOGIES 社のBank Bridge を介してメタトレーダー(Meta Trader)からの注文を受付けてきたため、注文価格・約定価格・レート配信および口座残高の同期に一定のタイム・ラグが存在していたが、注文・執行パスを最短にするために、「ストラテジートレーダー」ではインターバンク直結型を採用。Order2Go API を介して直接FXCM のサーバーへ接続し、注文を執行する。
簡単操作で自動売買ロジックの運用準備が完了。また、売買ロジックの最適化もシンプルな操作で行える。テクニカル指標は100種類以上搭載されており、外部サイト(Forex Code Source)から自動売買ロジックの無料ダウンロードも可能。メタトレーダーには無料で搭載されていないビッド / アスク両方のティックデータを利用するなど、より精度の高いバックテスト環境を提供している。開発言語はC#を採用する。
また、クォートデータ統合管理ツール「クォートマネージャー」が用意され、幅広い金融商品の膨大なヒストリカルデータやクォートを統合・管理することができる。為替、株式、債券、先物などの金融商品などのシンボルリスト、取引所/ECN リスト、世界各国の休日リスト、データソースリストの管理・編集などが可能となっている。
英語版の製品版は年内にも提供される予定。日本語版の製品版は未定となっている。