東京オートサロン2011が開催される幕張メッセでは、東、中、西と大きく分けて3つのホールに分かれてブースが並ぶ。国産メーカーのブースは各ホールの奥にあり、ひときわ大きいスペースで車両展示のほかにステージイベントも開催されている。今回は、ホンダ、スバル、スズキのブースを見てみよう。

ガレージ風ディスプレイのホンダブース

四輪だけじゃない!幅広い展開を主張するホンダブース

今までホンダはオートサロンで四輪を出展してきたが、二輪車や汎用製品まで幅広く展開していることをアピールするべく、今回は参考出展車を含む四輪車と二輪車、汎用製品、モータースポーツ競技車両などを出展する。

今回はホンダの純正用品メーカーであるホンダアクセスによるCR-Zをベースとしたテストスタディーモデル「TS-1X」などを展示。コンセプトモデルというよりは、具体的な発売を視野に入れたモデルとのこと。

注目を集めていたのは、CR-Zをベースとした「TS-1X」。参考出品だが、具体的な発売を視野に入れているという。車両のそばには、モックアップも展示されていた

フォーミュラ・ニッポン09年型シャシー「FN09」(実機)も、カーボンの外装むき出しの状態で展示されていた。外装の一部を外し、フロントサスやエンジンがよく見えるようになっている

インディカー「2011 インディジャパン 300 マイル マスコットカー」は、コックピットに入る体験もできる。ただし、小学生低学年まで

SUPER GT参戦車両ウイダーホンダレーシング「HSV-010 GT」が、2010年GT500クラスのトロフィーと共に展示されていた。「HSV-010 GT」はNSX-GT後継のレース専用車で、エンジンはフォーミュラ・ニッポン用のHR10EをベースにしたHR10EGを搭載する

「スポーツモデューロ NSX」は5月末発売予定の純正用品を装着した車両として参考出品。ジャッキアップされ、ブレーキローターやサスペンションがよく見えるディスプレーになっていた

アシックスとのコラボレーション、フリードスパイクキャラバンカー「ランニングステーション ASICS×Honda」。旅先でのランニングを快適に行えるよう、着替えも可能なロッカーをカーゴルームに備える。リアハッチに取り付けられたシャワーも見える

こちらはコールマンとのコラボモデル、フリードスパイクキャラバンカー「キャンピングステーション Coleman×Honda」。テールゲートを利用したタープや、フラットなフロアを利用したインナーマットが特徴

東京オートサロンスペシャルカラーの「アクティ・トラック」。内外装のカスタマイズも魅力的だが、とくに荷台を開けると内側が黒板として使えるアイデアが魅力的

モデューロフィットハイブリッド

モデューロステップワゴン

モデューロCR-Z

無限パーツを装着した「フィットRS」

二輪車の展示は、跨がった自分を鏡で確認できるナルシスト仕様

ASIMOのオリジナルフレームは8種類。ASIMOプリクラも設置されていた

もうすぐ発表される新型MRワゴンも展示されるスズキ

明るく清潔感あふれるブースを展開するのはスズキ。1月7日に発売されたばかりの新型「ソリオ」を中心に展示。また、1月20日に発表を予定している「MRワゴン」もコンセプトモデルとして参考出品され、注目を集めていた。

ブースの一番目立つ場所には、新型「ソリオ」のタイアップモデルが並ぶ

「ソリオ×クロスアドベンチャー」。クロスアドベンチャーとは、サロモンが主催する1チーム4名でオリエンテーリング、MTB、ロープアクティビティ、カヌーなどの複数の競技で構成される過酷なアドベンチャーレース

サロモンは、1947年にフランスで設立された世界のウインタースポーツをリードし続けるトップブランド。そのサロモンとのタイアップモデル「ソリオ×サロモン コンセプト」

「ソリオ×スント コンセプト」は、ダイビングやマリンスポーツで有名なスポーツ機器のトップメーカー「スント」とのタイアップモデル

新型「ソリオ」は、取り回しやすいコンパクトなボディながら、広い室内空間が特徴。後席両側スライドドアに加え、S、Xグレードでは多彩なシートアレンジも可能となっている

参考出品の「MRワゴン コンセプト」は、iPodのようなタッチパネル操作のカーオーディオを持つのが特徴。実際のオーディオパネルが展示され、操作を体験することもできた。1月20日に正式発表される

ボクサーにこだわり続けるスバル

スバル(富士重工業)ブースは、「Proud of BOXER」をコンセプトに、今まで、そしてこれからもボクサー(水平対向エンジン)にこだわり続ける姿勢を強くアピールする。また、ボクサー=AWDというイメージが強いが、AWDだけではないという思いも伝えていきたいとのこと。

レガシィB4をベースとしたGT300レース仕様車「LEGACY B4 GT300」。WRC用エンジンをベースに、潤滑系統をドライサンプ化することでエンジンマウントを低くしている。ホイールはENKEI製18×11J、ブレーキはAPレーシング製でフロント6ポット、リア4ポット

2010年5月に行われた「第38回ニュルブルクリンク24時間レース」で完走した「IMPREZA WRX STIニュルブルクリンク24時間レーステストカー」

アルミ製フロントフード、軽量ガラス、小型バッテリーの採用などで軽量化されている「IMPREZA WRX STIグループN仕様」

ツーリングコンパクトTREZIAをベースに、tSブランドのスポーティーさを加えた「TREZIA STI CONCEPT」

昨年末に発売された「FORESTER tS」。スポーティモデル「S-EDITION」をベースにしている

2.5L水平対向4気筒NAとリニアトロニックCVTが特徴の「LEGACY tS CONCEPT」

7シーター・スポーツをコンセプトにした「EXIGA tS CONCEPT」

スバル初のカーボンルーフを採用した「WRX STI tS」

新世代ボクサーエンジン「FB20」のカットモデル