【FXテクニカル】豪ドル円
豪ドル円の底堅い展開は続いている。ボリンジャーバンド(MA21 σ2.0)の中心線(81.90)がサポートとして意識されていること、レジスタンスとサポートラインの関係が、変則的ではあるがアセンディング(上昇)トライアングルを形成しつつあることでもそのことは窺える。
ただ、今日発表されたシカゴIMMの建て玉状況を見ると、豪ドルはネットで4.3万枚のロング(買いポジション)が積み上がっている点が気がかりだ。目先の上値ターゲット83.00超えに時間がかかるようだと、市場は一度、豪ドル売りへと傾く可能性も出てくるだろう。更に、このラインのすぐ上には78.17-88.07の50.00%戻し83.12だけでなく、ボリンジャーバンド(MA21 σ2.0)の上限が83.21レベルにあり、やはりそう易々とは上値追いの展開となる可能性も期待できる状況ではないか。
しかし、豪ドルが一度軟調な地合いへ転じても、82.26(12月10日安値)及び82.00がサポートポイントとなる可能性がある。特に後者の82.00をブレイクしても、すぐ下にあるボリンジャーバンドの中心線や81.83(10月7日高値)レベルをブレイクしない限りは、調整の範囲内と考えることができる。
今日は82.00レベルを下値ポイントと想定し、上値は82.82(12月9日、10日高値)をブレイクするかをまずは見極めたいところ。