現在、テレビ東京ほかにてTVシリーズ第2期が放送中のTVアニメ『荒川アンダーザブリッジ』。そのBlu-ray・DVD購入者イベントが2011年11月14日に東京・千代田区のWinPaにて開催された。

まずはステージに「村長」と「星」が登場。「イベントでもやる?」ということで、当日のゲスト陣、リクルート役の神谷浩史、星役の杉田智和、P子役の小見川千明、そして村長役の藤原啓治を呼び込む。

まずはステージに「村長」(右)と「星」(左)が登場

続いて、(写真左から)神谷浩史、杉田智和、藤原啓治、小見川千明がステージに

最初のコーナーは「尻子玉トーク」。これは箱の中の尻子玉に書かれたお題をもとにトークを行うというもので、「自分以外のお気に入りの荒川の住人」が最初のお題となった。「役柄的にはP子と言っておいたほうが……」と言いつつも藤原啓治の答えは「ニノ」。一方、杉田の答えは「天狗」で、「最初は神谷さんと中村(悠一)との3人でやるのかと思って、軽く天狗用にアップしていたんですけど、結局、一人の人(中村悠一)が全部やっていた(笑)」とのエピソードを明かす。天狗3人分を演じ分ける中村だが、その極端な役作りに、「あいつ、なんであんな役作りしちゃったんだろうね。やるにしてもほかになかったのか……」というのは神谷の言。

「尻子玉トーク」では収録中のエピソードなども語られた

「アフレコ現場で印象に残っているエピソード」というお題では、杉田の「『荒川』はおいしいものが差し入れられる」という発言にうなずく3人。一度、小見川が事務所にあった「じゃがいもとたまねぎ」を差し入れた際は、原作者である中村光氏と音響監督の鶴岡氏が持って帰ったとか……。

続くコーナーは「荒川住人コンテスト」。荒川の住人にいそうなオリジナルキャラクターを4人が考えるというもので、「メガネ君」(神谷)、「鉄仮面」(杉田)、「犬」(藤原)といった回答に続く小見川の答えは「小林ゆうさん」。「戦闘能力が高く、いろいろなことができて、人以外にもなれるし、少年にもなれるし、セクシーなお姉さんにもなれる万能なキャラ」とのことだが、ここから話題はアフレコ現場での小林ゆうについて。衝撃的なアマゾネスの演技に「何を言っているのかわからなくてビックリした」という神谷に、「思わず台本を見直した」という藤原。「まさかあれでOKが出るとは……」と思い、神谷が監督に聞いたところ、「面白かったから」という答えが返ってきたという……。

メガネ君

鉄仮面

そして、小林ゆうさん……

原作者の中村先生と電話で相談

その結果、優勝は杉田智和の「鉄仮面」に

続いては、藤原と小見川の2人がパーソナリティを務めるWEBラジオ『荒川FM』の公開収録。今回は、BD/DVDの店舗特典として用意されているスペシャル版を再現するというもので、まずはマリア役の沢城みゆきがパーソナリティを務めた「マリアの口の聞き方教えてあげるわ」から「ディスティニー相談室」、そして神谷が担当した「リクの起立! 礼! パーフェクト!」を4人のメンバーで再現。「リクの起立! 礼! パーフェクト!」では、「常識的に考えて、初デートはどこに行くべきでしょうか?」「常識的に考えて、初めてのお給料では何を買うべきでしょうか?」といったお題でトークが展開され、初給料で買うものについては、「PCエンジンDuoとアーケードスティックとストリートファイターIIダッシュ」という神谷が実際に購入したものが答えとなった……。

WEBラジオ『荒川FM』の公開収録

そしてメインイベントともいえる、『荒川アンダーザブリッジ』の映像を使い、実際の役とは異なる役を演じる「入れ替え生アフレコ」のコーナーでは、鉄人兄弟の鉄雄を藤原、鉄郎を杉田が演じたり、星が歌うシーンを神谷が担当するなど、それぞれの熱演にわき上がる会場。そんな中、イベント内でも話題になった、アマゾネスを杉田、天狗を神谷が演じるシーンでは、観客の盛り上がりも最高潮。見事演じ切った出演者に大きな拍手が送られた。

「入れ替え生アフレコ」では、アマゾネス・杉田や天狗・神谷などの熱演で場内は大盛り上がり

TVアニメ『荒川アンダーザブリッジ×2』は、現在テレビ東京ほかにて放送中。