【FX テクニカル クロス円】ユーロ円
再び心理的ライン110.00を下抜けただけでなく、21日移動平均線(111.74)が89日移動平均線(111.90)をブレイクしている。ユーロ売りのシグナルと考えるなら、再び108円台へ向けて動き出したことになる。
110.00がサポートからレジスタンスへと転換し、このままユーロ売りが強まった場合、目先、109.00割れが焦点として浮上しそうだ。ただ、過去の動向を見る限りサポートとして意識された経緯が見当たらないことから、一気に108円台を目指す可能性も考えられる。
その場合、108円台の最初のターゲットとしてボリンジャーバンドの上限(σ2.0)108.63が浮上する。すぐ下には、11月30日から12月1日にユーロを下支えした108.35-40のサポートゾーンに加え、短期サポートラインも108.25レベルに位置していることから、108円台での底堅さを再度演出することになるか注目だろう。
逆に110.00を突破しても、フィボナッチ61.80%戻し110.11(1時間足)での上値の重さが気になる。また、110.12(日足の一目均衡表/転換線)、110.56(日足の一目均衡表/雲の下限)とレジスタンスポイントが控えている点もユーロを圧迫しそうだ。
更に、12月に入り明らかに111.00もレジスタンスラインとして意識されていることも考えるなら、短期的に上値は限定的になる可能性が高いか。