【今日のCFD】英FTSE100株価指数

先週末の英国FTSE100は、鉱物資源価格の高騰から、ロンドン証券取引所に上場するメキシコの銀生産大手Fresnillo(FRES)や英系コングロマリットのJohnson Matthey(JMAT)、カザフスタンの銅生産大手Kazakhmys(KAZ)といった鉱山関連株は総じて高かったが、燻り続ける欧州債務懸念に加え、市場予想以上に奮わなかった米雇用統計や製造業新規受注の結果を受け、投資家のリスク回避姿勢が強まり指数全体で下落に転じた。

本日は国際通貨基金(IMF)がユーロ圏に関するレポート提示とミーティングを予定している。具体的には、欧州各国経済相に対しユーロ圏金融機関救済に向け公的資金投入額を増やすよう求めると同時に、欧州中央銀行(ECB)に更なる国債購入を促す主旨のものとされている。しかし、アイルランドの緊縮財政予算案の議会採決が明日7日に控えていることに加え、10月の英鉱工業生産や製造業生産高の発表も予定されていることから、本日は狭いレンジ内での値動きとなりそうだ。

アジア株式市場が、中国の出口戦略の影響を見極めきれず方向感のつかめない状況となっていることも、投資家の慎重姿勢を促す可能性もある。

チャートで直近の英FTSE100の動向を確認すると、11月からのトレンドチャンネル上限(赤色)だけでなく、ボリンジャーバンド(σ2.0)の中心線ともなっている25日移動平均線(5736)をも一気に突破したこと、そして上昇基調のトレンドチャンネル内で推移していることから、基本的には地合いの強さがうかがえる。

このトレンドを維持すると仮定するなら、本日は5800のラインがレジスタンスポイントとして浮上する可能性が高い。正確にはここ数日、すぐ下の5770レベルで上値が抑えられていることから、30ポイント(5770-5800)のレジスタンスゾーンが焦点となると言った方が良いか。

ただ、上述した通りアイルランド問題に関する議会採決や英国のマクロ経済指標を明日に控えている以上、5800を一気に上抜ける可能性は低いか。仮にそのような展開なっても警戒感から利益確定売りが強まるシナリオも考えられる。とするなら、あまり深追いはせず、一度5800を目先の上値ポイントと想定し、反落した場合は5756(5902-5519のフィボナッチ38.20%戻し)を目先のサポートポイントと考えるのもひとつの考え方だろう。

仮にこのレベルをも下抜けた場合は、5736(ボリンジャーバンド中心線、25日移動平均線)で時間軸をずらしながらオシレーター系指標(スローストキャスティックやRSI)を併用し、トレンドを慎重に見極めることが重要だろう。

英FTSE100株価指数 日足