ドル円

USD/JPY 日足

日足で見ると、短期サポートラインをブレイクした後、一度は反転の兆しを見せたドルだったが、短期レジスタンスライン及び200日MAに上値を抑えられる展開となった。ちなみにこのMAは、91.00のラインに重なる水準で推移している。

これらレジスタンスポイントが意識されたことにより、目先、89.00のラインをブレイクが焦点として浮上しつつある。仮に、先月下旬同様89円台でサポートされても、節目のライン90.00、短期レジスタンスラインそして200日MAといったレジスタンスポイントが意識される可能性が高まってきている現状では、上値の重さは否定できないか。

USD/JPY 1時間足

また、1時間足で見ても下落基調のトレンドチャンネル内で推移していることから、ショートバイアスであることが見てとれる。このまま下落基調が継続した場合、目先の下値ポイントは89.20レベルか。

先週末はこの水準でサポートされたが、本日ブレイクするようだと、日足で見た89.00が視野に入る可能性が高くなる。一方、上値は89ミドルレベルをまずは完全に越えてくるか、この点に注目したい。この水準は、先週後半より、レジスタンスもしくはサポートとして意識されやすいポイントとなっていることに加え、トレンドチャンネル上限が、本日このレベル付近に位置しており、本日の動向を占う上で重要なポイントとなるかもしれない。

豪ドル円

週明けの円相場は、円高圧力が強まる中、豪ドルは原油価格の上昇により資源国通貨としての妙味を求めた根強い買いが先行し、底堅い値動きとなっている。

豪ドル円 日足

日足では、フィボナッチ50.00%レベルがレジスタンスポイントとなり、豪ドルの上値を抑えた。この水準は80.00の心理的ラインとも重なっており、今後も意識される可能性があるため、注目したいところ。

一方、下値は21日MAが先週末意識され、豪ドルをサポートしており、本日も同様の展開となるか、それともショートバイアスが強まり23.80%レベルを目指すかの分岐点に来ている。現状はかろうじてサポートされているが、77後半から78.00のライン付近の攻防が本日の注目ポイントとなりそうだ。

豪ドル円 1時間足

一方、1時間足でみると、77.00のラインでサポートされた豪ドル円は、短期レジスタンスラインをブレイクし底堅い展開を見せている。このまま上昇すれば、78円ミドルレベルが目先のレジスタンスポイントになりそうだが、この水準にはピボットR1もあり、本日の上値ポイントを占う上で重要なポイントとなりそうだ。