3月12日全国公開の映画『シャーロック・ホームズ』のジャパンプレミアが18日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、来日したジュード・ロウが登場した。
アーサー・コナン・ドイルが19世紀後半に発表して以来世界中で愛され続けている『シャーロック・ホームズ』をハリウッド映画化した本作。ロンドンで発生した若い女性を狙った猟奇的な連続殺人事件と、その背景に潜む強大な闇の組織に、ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)とワトソン(ジュード・ロウ)が挑む。卓越した頭脳・分析力・推理力とともに熟練した武道家としての面も併せ持つ、ガイ・リッチー監督が作り上げた新たな"ホームズ"も本作の魅力の1つ。昨年公開された全米では、クリスマス当日興行収入歴代1位を塗りかえるなどの大ヒットを記録している。
レッドカーペットに登場し、「東京に戻ってこれて、本当に嬉しいよ。外国の中では日本が一番好きなんだ」と、手を振って観客の声援に応えたロウ。今回は初めて家族と一緒に来日したとのことで、舞台挨拶では、「皆随分日本を満喫してるみたいで、彼らから日本の文化を教えてもらうのが楽しみだよ」と、楽しそうに話した。
また、ロウは本作について、「原作の雰囲気、伝統を忠実に描いているんだ。だけど、新鮮な空気も取り入れてもいる。ホームズ達が家からロンドンの街に繰り出して行ったり……そういったことが上手い具合に混ざり合っている」と、魅力を分析。また、自身にとっての本作の見所として、「ロバート・ダウニー・Jrと共演できたこと」と撮影を振り返り、ダウニー・Jrを「これまで出会った人の中で最も面白い男」と評価した。さらに、ホームズとワトソンの関係に触れ、「この2人はすごく絆が深いんだ。一緒に仕事をして、一緒に戦って、しかも一緒に住んでいるからね。夫婦みたいなもので、互いに喧嘩もするけど愛してもいるんだ」と述べ、「スクリーン上でもスクリーン外でも、彼と友情が築けたことは本当に大きい」としみじみと語った。
また、最後にロウは観客に向けて、「気に入ったら、もう一度見てよ。とにかく楽しい映画だから、どうか楽しんで! 」と、本作の面白さを強調した。
配給 : ワーナー・ブラザース映画 (C) 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED