ジャパンネット銀行の外国為替保証金取引「JNB-FX」は、2010年8月に施行されるFX証拠金規制に基づき、一部商品性の改定を行った「JNB-FX PLUS」の取り扱いを開始する。取り扱い開始は2010年6月下旬を予定している。

大まかな変更点は、(1)取引に必要な証拠金の算出、(2)ロスカット基準額、(3)証拠金維持率―の3点。証拠金の算出は、取引する建玉に対して、約定金額(円換算)の4%で都度算出する(これを「法廷証拠金」と呼ぶ)。ロスカット基準額、ロスカット基準額は、取引に必要な「法定証拠金」と同額になる。

「JNB-FX PLUS」の取扱開始後、現在の「JNB-FX」は新規口座開設を中止するが、「JNB-FX」の取引自体は2010年7月下旬まで利用できる。「JNB-FX」利用者の建玉や証拠金は2010年7月下旬、「JNB-FX PLUS」に移行される。同社は「移行時点で約定成立していない指値注文は移行によりすべてキャンセルとなりますのでご注意ください」と呼びかけている。詳しい日程については、同社WEBサイトにて順次発表する。