ひまわり証券はこのほど、同社の販売しているシステムトレード用売買システムについて、2009年12月度の月次運用成績を発表した。先物部門・FX部門とも、勝率の高い、堅実とも言えるシステムが上位にランクインしたのが特徴となっている。

同社では、システムトレード用売買システムとして、25の先物対応システムと14のFX対応システムを販売している。先物・FX双方のシステムについて、それぞれ、「週次ランキング」「月次ランキング」「年次ランキング」を公開している。

今回同社が発表した2009年12月度の月次運用成績ランキングでは、先物取引部門において、West Village Investment開発の100%開示型売買システム「順張り職人225」が第1位となった。同システムは、その名称の通り"順張り手法"が特徴で、12月度の運用成績は月間プラス35万円。また、運用成績だけでなく勝率においても、発表された先物用売買システムの中で一番高い数値を残している。

一方FX部門では、2009年11月後半からの相場変動から打って変わり、「12月後半はシステムトレード用売買システムにとっては穏やかすぎる相場が続いた」(ひまわり証券)。その結果、12月も引き続き難しい相場となった。

こうした中でも、FTCube開発の売買システム「FT-EU」は、勝率80%と利益を着実に上積み。FX部門の運用成績ランキング第1位となった。

ひまわり証券では、「12月の運用成績の特徴は、先物部門・FX部門とも勝率の高い、堅実とも言えるシステムが上位にランクインしていることがうかがえる」と分析している。

運用成績 先物月次ランキング(2009年12月01日~12月31日)

順位 システム名 損益(万円) トレード回数 勝率(%)
第1位 順張り職人225 6 3 35.0 9 66.67
第2位 STC Nikkei DayTrader 5 3 28.0 8 62.50
第3位 R-Mesa3 Nikkei 8 6 27.0 15 53.33

運用成績 FX月次ランキング(2009年12月01日~12月31日)

順位 システム名 損益(万円) トレード回数 勝率(%)
第1位 FT-EU 4 1 358.4 5 80.00
第2位 FT-EJ 2 3 124.8 5 40.00
第3位 Mクラス ハデル 2 7 20.6 9 22.22