トヨタは、カローラアクシオとカローラフィールダーの1.5L車の燃費を向上。ともに特別仕様車「X "HID Limited"」を設定したほか、カローラフィールダーには特別仕様車「X "202(ニーマルニ)"」を設定し、発売を開始した。
1.5L車の2WD・CVT車はエンジン、トランスミッション、オルタネーターなどの制御を改良し、燃費を18.6km/Lに向上(従来比0.4~0.6km/L)、平成22年燃費基準+15%を達成した。これにより、すでに認定を取得している平成17年度基準排出ガス75%低減レベルと合わせ、環境対応車普及促進税制により自動車取得税と自動車重量税が50%減税される。
今回の改良に合わせてカローラアクシオ「G」ではサイドターンランプ付きドアミラーに加え、木目調センタークラスターやパワーウィンドウスイッチベース、本革巻き&木目調の4本スポークステアリングホイールとシフトノブを採用し、高級感を高めているという。カローラフィールダー「X "G EDITION"」には、サイドターンランプ付ドアミラーを、「X "AEROTOURER"」には、花粉除去モード付きオートエアコン&プッシュ式ヒーターコントロールパネルやクリーンエアフィルター(花粉除去タイプ)などを採用した。
カローラアクシオ&カローラフィールダーX "HID Limited"は、「X」をベースにプロジェクター式オートレベリング機能付きディスチャージヘッドランプ(ロービーム)や、花粉除去モード付きオートエアコン&プッシュ式ヒーターコントロールパネル、コンライトなどの装備を搭載した。また、カローラフィールダーにはLEDスリットビームストップランプ付きリヤスポイラーや、UVカット機能付きプライバシーガラスをリヤドアとリヤクオーターガラス、バックドアに採用した。ボディカラーはカローラアクシオが特別色のダークグレーマイカを含む全5色、カローラフィールダーには特別色ホワイトパーツクリスタルシャインを含む全5色が用意される。
カローラフィールダーX "202"は、ブラック・レイヤードをキーワードに「X」をベースに黒を基調とした内外装とした。X "AEROTOURER"の装備に加え、専用フロントグリル、メッキアウトサイドドアハンドル、ハイグロス調アルミホイールを採用した。インテリアでは合成皮革のシート表皮・ドアトリム・コンソールボックスのほか、ピアノブラック塗装のセンタークラスターやパワーウィンドウスイッチベース、インサイドドアハンドルを装備、ホワイトの専用シートベルトに加え、シートにホワイトパイピング、フロアマットと本革巻き3本スポークステアリングホイール、シフトノブにホワイトステッチをあしらうことでアクセントのある内装デザインとしている。
価格はカローラアクシオが139万5000円~186万9500円、カローラフィールダーが159万5000円~201万9000円、カローラアクシオX "HID Limited"は145万6000円、カローラフィールダーX "HID Limited"は161万1000円~188万4000円、カローラフィールダーX"202"は199万円~217万9000円。またメーカー完成特装車(ウェルキャブ)もベース車と同様の改良を施した。価格は150万8000円~222万円。