おなかや腰回りをほっそり見せるために、補正下着をつけている女性は、意外と多いもの……。だが最近は、男性にも補正下着が人気なのだという。試しに通販サイトを調べてみると、男性用の補整下着が目白押し。はくだけで数センチもサイズが違ってくるとなれば、メタボおなかが気になる男性も注目することだろう。そこで、今回は編集部の独自セレクトによる"シェイプアップ下着"を紹介しよう。

スタイライナー(写真はイメージ)

まず、特殊な編地でおなかの脂肪をおさえ込むうえに、垂れたお尻の肉を持ち上げ、きれいなヒップラインも作ってくれると評判の「スタイライナー」(1万2,800円)。スーツ姿もデニムも、すっきりとカッコよく見えるのが人気の理由だ。吸湿性にすぐれ、肌ざわりもいいので、長時間使用してもムレにくいのがうれしい。


HOMロングガードルおなか押さえタイプ

下着メーカーとしておなじみのトリンプは、男性用「HOMロングガードルおなか押さえタイプ」(価格:M/L4,725円、LL5,040円)を発売。補正下着をつけていると、きつくてトイレが大変、という話はよく聞くが、この商品はカンガルーポケット(フロントの水平に開く窓)があるのでトイレでの着脱がラクだという。「当商品はおなかが気になりはじめた中年男性の需要がたしかに多いのですが、細身のパンツをかっこよく着こなしたいという20~30代の若い男性からも支持を得ているんです。リピーターの多さも特徴ですね」(同社広報担当)。食べ過ぎ、飲みすぎでたるんだおなかまわりを、労せずして引き締められる補正下着は年齢に関係なく人気なのだろう。

クロスウォーカー / ダムスWX5000

このような「はくだけでシェイプアップ」タイプのほか、「はいて動く」ことで、運動能力を高め、肉体そのものを引き締めるタイプも注目されている。その代表が、ワコールの「クロスウォーカー / ダムスWX5000」(4,935円)。「当初から『男性用が欲しい!』とリクエストが多かったですね。ただ、女性と男性では筋肉の付き方が違うため、開発に時間をかけ、昨年ようやく男性用をリリースしました」と同社広報。発売後、わずか2カ月で年間販売目標をクリアするほどの大ヒットになったという。独自のクロス構造が歩くたびに太もも前側の筋肉に適度な刺激を与え、歩幅を自然に広げ、体脂肪の燃焼が期待できるとしている。

また、筋肉繊維にわざと直角になるような織り方をした素材を使用し、動きにくくすることで体に負荷をかけ、代謝をよくする加圧エクサパンツ(1万4,800円)も販売されている。「はいて動けば筋肉に負荷がかかり、基礎代謝をあげて太りにくい身体をつくるコンセプトは、無理をしないで健康になりたい方々に取り入れやすいのだと思います」(同商品直販通販会社・王寺さん)。

いかがだろうか? はくだけで細くなりたいのか、運動してしまりのある体にしたいのか。暑い夏が終わったら、ぜひ自身の好むほうをチャレンジしてみてほしい。