富士重工業は23日、「スバル インプレッサ WRX STI」に、よりスポーツ性を高めた「spec C」を追加し、販売を開始した。価格は18インチタイヤ仕様車が368万5500円、17インチが337万500円。
「WRX STI spec C」は、スバルを代表するスポーツモデルである「WRX STI」をベースに、エンジン、シャシー性能の強化、軽量化を実施し、モータースポーツでの使用を前提にパフォーマンス向上を追求したモデル。2009年2月に発売した2.5L(リッター)の「WRX STI A-Line」とあわせ、商品力の強化を図る。
エンジンは、水平対向2.0L+ターボ。ターボの軸受け部にボールベアリングを採用し、回転フリクションを低減。専用ECUの採用とあわせ、アクセル操作に対する優れたレスポンスを実現した。また、インタークーラーウォータースプレイを採用し、連続した高負荷走行時での安定性を向上させた。
前後サスペンションは専用品。シャシー剛性の向上を図った。アルミ製フロントフード、軽量ガラス、小型バッテリーなどの採用により車体前部を軽量化し、ヨー慣性モーメントを低減した。軽量タイプの専用18インチ鋳造アルミホイールを採用し、バネ下の重量を低減した。リヤデファレンシャルギヤには機械式LSDを採用した。そのほか、ブリヂストン製「ポテンザRE070」(245/40R18)などを採用。また、軽量化のためスペアタイヤを廃止(パンク修理キット装備)した。
ボディカラーは「サンライズイエロー」、「ピュアホワイト」の2色の専用ボディカラーを採用。ブレンボ製ブレーキのキャリパー部にゴールド色の塗装を施した。インテリアでは、ファブリックとジャージを組み合わせた専用バケットシートを採用(18インチタイヤ仕様車)。オプションでレカロ製シートも選択できる。