日本文学振興会は2日、第141回芥川賞・直木賞の候補作を決定した。選考会は7月15日、築地の新喜楽にて行われる。

第141回芥川龍之介賞の候補作品は、磯崎憲一郎の『終の住処』(新潮6月号)、戌井昭人の『まずいスープ』(新潮3月号)、シリン・ネザマフィの『白い紙』(文学界6月号)、藤野可織の『いけにえ』(すばる3月号)、松波太郎の『よもぎ学園高等学校蹴球部』(文学界5月号)、本谷有希子の『あの子の考えることは変』(群像6月号)の6作品。イラン・テヘラン出身のシリン・ネザマフィがノミネートされたほか、2度目の芥川賞候補作に選ばれた磯崎憲一郎、本谷有希子らが出揃った。

第141回直木三十五賞の候補作品は、北村薫の『鷺と雪』(文芸春秋)、西川美和の『きのうの神さま』(ポプラ社)、貫井徳郎の『乱反射』(朝日新聞出版)、葉室麟の『秋月記』(角川書店)、万城目学の『プリンセス・トヨトミ』(文芸春秋)、道尾秀介の『鬼の跫音』(角川書店)。北村薫は『スキップ』『ターン』『語り女たち』『ひとがた流し』『玻璃の天』で5回、貫井徳郎は『愚考録』、葉室麟は『いのちなりけり』、万城目学は『鹿男あをによし』、道尾秀介は『カラスの親指』でそれぞれ1回、直木賞候補となっている。また、葉室麟は第140回に続き2回連続で直木賞候補に選ばれた。