日産自動車は23日、「キューブ」の生産累計100万台を記念した特別仕様車「15X Mセレクション」および「15X FOUR Mセレクション」を発売する。価格は153万3,000円(15X)、176万850円(15X FOUR)。またこれに合わせ、関連会社であるオーテックジャパンより、「キューブ」のカスタムカー「ライダー」や、福祉車両の「チェアキャブ」の追加モデルが同日より発売される。

キューブ 15X Mセレクション

今回の特別仕様車、キューブ 15X (FOUR) Mセレクションは、「15X (FOUR)」をベースに、インテリジェントキー&エンジンイモビライザー、プッシュエンジンスターターを標準装備としながら、価格を抑えたモデル。さらに、15X Mセレクションは「平成22年度燃費基準+25%」を、15X FOUR Mセレクションは「平成22年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成し、平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)と合わせて、自動車取得税、自動車重量税、自動車税の減税措置を受けることができる。

オーテックジャパンから発売されるキューブのカスタムカー、ライダー ハイパフォーマンススペックは、専用チューンドエンジンやボディ剛性の向上、サスペンションチューニングにより、高い走行性能を実現したモデル。価格は213万1,500円。なお、同モデルは、今年初めに開催されたカスタマイズショー「東京オートサロン」、「大阪オートメッセ」に参考出品したモデルを商品化したものであり、ライダー ハイパフォーマンススペックの設定は、エルグランド、セレナ、ノートに続き4車種目となる。

チェアキャブは、車両後部のスロープから、車いすのまま乗り込める福祉車両。車いすの横に介助者用シートを装備した仕様を新たに設定するなど、ユーザーの声を反映し、使い勝手の向上を図った。価格は230万円(消費税非課税)。

また、今回のキューブ特別仕様車「15X (FOUR) Mセレクション」にも、「アンシャンテ 助手席スライドアップシート」を設定した。価格は消費税込みで198万9,750円(2WD)、221万7,600円(4WD)だが、オプションの「車いす固定用ゴムネット」または「車いす収納装置」を装着した場合は、車両(オプション含む)の消費税は非課税となる。

キューブ「ライダー ハイパフォーマンススペック」※オプション装着車

キューブ「チェアキャブ サイドシートタイプ」