石油情報センターが18日発表した石油製品の価格動向調査によると、16日現在のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は111.4円となり、前週比で0.3円高とわずかながら上昇した。これで1月13日から9週連続の上昇となる。ハイオクは前週比0.4円高の122.3円。軽油は前週比0.3円安の99.6円で、7週連続の値下がり。

レギュラーガソリンの価格が上昇したのは35道府県で前週の44都道府県から減少。東京、神奈川、埼玉など7都県で前週より下がり、5県で前週と同じ価格だった。上昇率がもっとも大きかったのは北海道で前週より1.6円高い111.2円。価格がもっとも下がった県は富山で前週より0.8円安い112.4円だった。平均価格がもっとも高かったのは長崎で119.4円、続いて鹿児島が116.3円。反対に安かったのは高知(106.9円)や茨城(108.0円)、栃木(108.3円)など。

9週連続でちょこちょこと値上がりしているが、この間の上昇幅は合わせて5.4円と、「ガソリン価格が乱高下した昨年には1週間でもあり得た値動きの幅」(同センター)。同センターは「どんどん上がったり、どんどん下がったり、そういうことは当分ないはず。小幅な値動きが続くのでは」と話している。